東京電力福島第一原発事故で福島県から横浜市に自主避難してきた中学1年の男子生徒が、いじめを受けて不登校になった問題で、生徒の代理人弁護士が15日、生徒が書いた手記の一部を公開した。

 手記は生徒が小学6年だった2015年7月に書いたもの。いじめで子どもが亡くなるという報道があることから、「多くの子どもたちにも少しでも励みになるのなら」と手記の公開を決心したという。

 男子生徒と家族は震災後の11年8月に、福島県内から横浜市内に自主避難した。直後から「菌」と呼ばれるなど、複数の児童からいじめを受けたとされる。

 「ばいきんあつかいされて、ほうしゃのうだとおもっていつもつらかった。福島の人はいじめられると思った。なにもていこうできなかった」。手記は当時をそう振り返っている。

 14年5月ごろからは、加害児童から金銭を要求されるようになり、複数回、現金を渡したとされる。

 「お金もってこいと言われたときすごいいらいらとくやしさがあったけど、ていこうするとまたいじめがはじまるとおもってなにもできずにただこわくてしょうがなかった」

 「ばいしょう金あるだろと言わ…

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