2016年2月28日日曜日

プラントベースダイエット:動脈硬化を治す方法


前回のエントリーのプラントベースダイエット:日本人の10大死因の主な原因、「動脈硬化」を改善。では、動脈硬化はプラントベースダイエットで改善できるというのを話しました。では、どのようにしたらプラントベースダイエットによって動脈硬化を治せるのか。いくつかの専門家のダイエットを見てみましょう。

1.エセルスティン・ダイエット

コールドウェル・エセルスティン博士が提唱するプラントベースダイエットです。以前の記事でも見ましたが、エセルスティン博士の研究によれば、エセルスティン・ダイエットにより、心疾患患者の多くがその症状を改善しています。

食べてはいけないもの
  • 肉、鶏肉、魚、卵。
  • 乳製品:バター、チーズ、クリーム、アイスクリーム、ヨーグルト、牛乳など
  • 油:オリーブオイルやキャノーラ油なども含む
  • 生成された穀物:白米や、生成された小麦粉製品、パスタ、パン、ベーグル、焼き菓子など
  • ナッツ:心疾患を持つ人は、ナッツはだめ。心疾患のない人は、オメガ3脂肪酸を含むクルミをいくつか摂っても良し。

食べても良いもの
  • 野菜:アボカドを除くすべての野菜。心疾患を持つ人は、アボカドはだめ。心疾患がない人は血液検査で脂質があがらなければ許可。
  • 全粒穀物
  • フルーツ:3サービングまで。ただし中性脂肪を上げるようなフルーツジュースやデザートはだめ。
  •  飲み物:水、炭酸水、オート麦牛乳、無脂肪豆乳、コーヒー、紅茶。アルコールはほどほどなら良し。

サプリメント

心疾患を持つ人は、次のサプリメントが推奨されます:
  • マルチビタミン
  • ビタミンB12 :1000マイクログラム/日
  • カルシウム: 50歳以上は、1000 IU/日
  • オメガ脂肪酸:フラックスシード大さじ一杯/日
  • コレステロールを低下させる薬(必要であれば)
目指すゴール
  • 総コレステロール150ml/dL
  • LDLコレステロール80-85ml/dL
エセルスティン博士は、低脂質かつ、肉なし、魚なし、乳製品なし、卵なしの完全に菜食ベースなダイエットとなってます。




2グールド・ガイドライン

グールド・ガイドラインは、冠状動脈疾患(虚血性心疾患)を治すためのダイエットです。グールド・ガイドラインの詳細は、Gould Guidelines for Preventing and Reversing Coronary Artery Diseaseを参照してください。


  • 摂取する脂質を最小限に抑える(脂質は、総摂取カロリーの10%、もしくは、15g-20g/日、必須脂肪酸 3-4g/日。摂取コレステロール80-100mg/日。)
  • タンパク質60-80g/日(魚、鶏、七面鳥の胸肉などもOK)
  • 炭水化物は目指す体重を維持する程度に制限
  • 空腹を避ける(低カロリーで胃が膨らむもの。野菜やフルーツ低脂質なもの。)
  • 外食は低脂質なもののみを食べる
目指すゴール
  • 総コレステロール140ml/dLより下
  • 中性脂肪90ml/dLより下
  • LDLコレステロール70ml/dLより下
  • HDLコレステロール40ml/dLより上

グールド・ガイドラインは、低脂質かつ、肉、魚などは脂質がなければ許可なダイエットとなってます。グールド・ガイドラインは、ゴールがかなりきびしい感じですね。




ということで、動脈硬化の改善ということで、エセルスティン博士、グールド博士のダイエットを見てきました。これら2つのダイエットはおもに心疾患にフォーカスしたものですが、実際にやっていることは動脈硬化を改善するということです。共通して言えるのは、油を使わず、低脂質な食事をすることで、動脈硬化(血管のプラーク)を改善、治していくダイエットということです。

日本人の場合、油を使わずに、お米+味噌汁+野菜や豆などのおかずを中心とした食事をするということで、これらのダイエットを取り入れやすいかと思います。

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