5年前、県内で当時21歳の女性の自宅に侵入し暴行したとして逮捕・起訴された男が、犯行後に鹿児島県警に警察官として採用されていたことがわかりました。女性暴行などの罪で起訴されているのは、鹿児島市甲突町の無職・中井豪被告(29)です。起訴状などによりますと、中井被告は2011年6月、県内の当時21歳の女性の自宅に侵入し暴行したとされ、先月、鹿児島県警が逮捕し、14日鹿児島地検が起訴しました。中井被告が起訴内容を認めているかどうかについて、鹿児島地検は明らかにしていません。県警によりますと、中井被告は2011年の犯行後に県警の警察官に採用され、警察署で数年間勤務しましたが、一身上の都合を理由に依願退職したということです。県警警務課は「採用の際には、警察官として適正かどうか判断するための必要な調査は行っていた」としています。中井被告は今年10月、別の女性に暴行したとして福岡県警に逮捕され、5年前の事件が発覚したということです。