５年前、県内の女性の自宅に侵入し乱暴したとして今月、女性暴行などの罪で起訴された男が鹿児島県警の元警察官だったことがわかりました。

　女性暴行などの罪で起訴されたのは、鹿児島市甲突町の無職、中井豪被告（２９）です。
　起訴状などによりますと、中井被告は２０１１年６月、県内に住む女性の自宅に侵入し、暴行を加えたとされています。
　中井被告は先月、福岡県内で同様の女性暴行の容疑で逮捕されていて、そのときに採取された証拠物が女性宅に残された証拠物と一致したということです
　調べに対し、中井被告は容疑を認めているということです。
　また、中井被告は２０１１年の事件の後、鹿児島県警の採用試験を受け合格し、数年間、警察官として勤務していたことがわかりました。
　中井被告は逮捕前に一身上の都合を理由に依願退職しています。
　県警は職員の採用について、「地方公務員法に基づいて適切な調査を行った上で採用している」とコメントしています。