携帯電話回線でドローン遠隔操縦 日本初の実証実験

携帯電話回線でドローン遠隔操縦 日本初の実証実験
小型の無人機、ドローンを従来の無線ではなく、携帯電話の回線を使って遠く離れた場所から操縦する、日本で初めての実証実験が行われました。
このドローンはNTTドコモと、ベンチャー企業が共同開発したもので、福岡市で15日、実証実験が行われました。

操縦の距離が1キロ程度に限られる従来の無線と違って、携帯電話の回線を使うことで、数十キロ離れた場所からでも操縦できるのが特徴で、離島などへの物資を運搬する手段として期待されています。

実証実験は、電話で注文を受けた荷物を届けるという想定で行われ、福岡市の港から、およそ2.5キロ沖の能古島まで、重さおよそ1キロの日用雑貨を運びます。ドローンは最高速度が時速50キロで、およそ5分後に目的地に到着しました。

荷物を受け取った住民は「これまではフェリーの出発時間を常に気にしながら買い物をしていたのでとても便利になると思う」と話していました。

実証実験では、平成30年度の実用化を目指して地上で利用されている携帯電話の通信への影響なども検証することにしています。

NTTドコモ事業企画課の石川太朗担当課長は「これまでのドローンに比べて長い距離を飛行でき、買い物や災害現場など、さまざまな場面での活用が期待できる。雨や風などの天候に左右されるという課題もあるので、実証実験を通じて実用化を目指したい」と述べました。