さて今回は2014年に公開された映画『トランスフォーマー ロストエイジ』にも登場していた不人気車
シボレー・ソニックです。
そんな車出ていなかったって?カマロの間違いじゃないかって??
いえいえ、ちゃんと出ていましたよ。
ロボットには変形しなかったんですけどね!w
それではどんな車か見ていきましょう。
日本では不人気車確定な車
正直、私もつい最近までこの車が日本に正規輸入されていることは知りませんでした。
シボレーのFFコンパクトカーと聞くとスズキが共同開発の初代スイフトをベースに作ったシボレー・クルーズやソリオをベースにしたシボレー・MWを思い出してしまいがちです。
日本ではシボレーブランドのGM車はコルベットやカマロに代表されるスポーツカーやトレイルブレーザーやキャプティバといったSUVのイメージが強く、FFコンパクトはシボレーエンブレムの付いたスズキ車とイメージがあります。
しかし、世界的にみると今回ご紹介するソニックや2代目でセダンになったクルーズなどコンパクトカーやミドルセダンをグローバル戦略車として販売しています。
ですが、日本では以前ご紹介したホンダ ジェイド、カムリ、アリオン/プレミオ、シルフィなどのグローバル戦略車のウケは悪いです。
なのでシボレーがスズキ以外で生産したグローバル戦略車を販売するのは非常に珍しいのです。
そして、予想通り?超不人気車となっています。
この記事を書いている2016年11月現在、中古車を探してみても全国に10台もありません。しかも試乗車など低走行車ばかりです。
また2016年4月で新車ライナップからも外されてしまいました。
アメ車だけど韓国製
ソニックは元々、アヴェオという名前で韓国や中国、オーストラリアを中心に販売されたアジア、オセアニア市場向け車でした。生産の中心はゼネラルモータースの子会社韓国GM(元:大宇自動車)でした。
3代目モデルチェンジを受け、社名をソニックに変更し、アメリカ、カナダ、メキシコでの販売が開始され、製造はアメリカで行われることになりました。
しかし、日本向けソニックの生産はゼネラルモータースの子会社韓国GM(元:大宇自動車)で生産されています。このあたりの背景も不人気さを向上させる要素になっているのかもしれません。
日本向け仕様はハッチバック5ドア、右ハンドル、ATのみ でウィンカーレバーは右に。ワイパー操作レバーは左についています。
スイフトと比べると
ソニックのエンジンは115ps/6000rpm、15.8kg・m/4000rpmを発生する直列4気筒DOHC1600ccエンジンです。燃費はJC08モードで10.9km/L。
やはり比較対象されるのは同じぐらいのボディ、エンジンを持つスイフト スポーツでしょうか。スイフトスポーツは136ps/6900rpm、16.3kg・m/4400rpm燃費はJC08モードで14.8km/L。
うーん。動力性能、燃費性能は完全にスイフトの勝ちですね。さすが人気車・・・マニュアルの設定あるし。
ソニックのATは6速で『一応』MTモードがあるのですが期待できません。
DSC(DSGではない)と名づけられたそのMTモードはシフトノブの右側、親指のあたりにスイッチがあり、非常に使いづらい。しかもレンジを『M』に入れないと反応してくれないんです。
おススメしたいと思う点
じゃあどこが良い点かと聞かれれば、まず見た目のカッコよさです。全体的に角ばったデザインでアメリカンな感じがします。ちゃんとシボレーっぽいデザインをしています。
内装は昔ながらの大衆アメ車っぽさも残っていますが、注目ポイントはバイクみたいなメーターでしょう。これは視認性も良くてすごくイイと思いますよ。
なによりカッコいい。
そして冒頭にも書きましたがトランスフォーマーの映画に出つつも変形しなかったというマニアックさwです。
どこに出ていたかというと、物語の序盤でケイド(オプティマスを助けたオジサン)の家がCIAに見つかってテッサ(オジサンの娘)の彼氏が現れて、ラリードライバーである彼の車に乗ってなんとか逃げ切るシーン。
そう、そのラリードライバーの彼氏が乗ってきた車がシボレー・ソニックです。
思い出しましたか?w
出典:ignite.jp
とにかく人とちがった車に乗りたい!
マニアックな車に乗りたい!
トランスフォーマーが好きだ!(変形しない点が逆にリアル?)
という人にだけおススメします!
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