2016.11.15 12:36(1/2ページ)

【サッカーコラム】ハリルホジッチ監督が本田を“日本のドログバ”に?

【サッカーコラム】

ハリルホジッチ監督が本田を“日本のドログバ”に?

オマーン戦後、目も合わせず引き揚げる本田圭佑(左)とハリルホジッチ監督=県立カシマサッカースタジアム(撮影・中井誠) 

オマーン戦後、目も合わせず引き揚げる本田圭佑(左)とハリルホジッチ監督=県立カシマサッカースタジアム(撮影・中井誠) 【拡大】

 【No Ball、No Life】

 本田が日本のドログバになる?

 15日のW杯アジア最終予選(埼玉)は、B組で首位を走るサウジアラビアとの大一番。試合の行方はもちろんだが、指揮官の采配にこれまで以上に注目が集まっている。

 11日のオマーンとの親善試合(◯4-0)で、バヒド・ハリルホジッチ監督(64)は「試合のリズムが足りない」とし、チームの中心に据えてきたFW本田圭佑(30)=ACミラン=に苦言を呈した。

 これに対し、本田は翌12日の練習後に反論。「その意味を説明する必要がある。(先発は)監督が選ぶ権利があるが、自分が代表にふさわしいか、そうじゃないか、自分で判断できる」と話した。この“舌戦”が起因したかは定かではないが、関係者によると13日、14日の紅白戦で本田はサブ組でプレーしたという。

 「本田外し」は造反した選手への懲罰という意見も出ているが、こういう見方もできる。14日の会見で指揮官は本田について問われ、「われわれには25人の選手がいて、先発はよりいいチームを選ぶ。ただ、交代で入る選手もリザーブというわけではない。ジョーカー、戦術的なチョイスだ」と答えた。

 「ジョーカー」という言葉を聞き、2014年ブラジルW杯が頭に浮かんだ。1次リーグのコートジボワールとの初戦。前半16分の本田のゴールで先制した日本だったが、後半にある一人の選手によって流れを変えられてしまった。ディディエ・ドログバ(38)=モントリオール=だ。試合直前に負傷してベンチで戦況を見つめていたが、後半17分にピッチサイドに登場すると、スタジアムが全体が歓声に包まれた。

 この雰囲気に飲まれた日本。わずか4分間で2点を奪われ、1-2で逆転負けを喫した。

【続きを読む】

  1. サンスポ
  2. サッカー
  3. 日本代表
  4. 【サッカーコラム】ハリルホジッチ監督が本田を“日本のドログバ”に?