2016年1月18日月曜日

低脂質&高糖質食のライスダイエット:お米を食べて糖尿病どころかあれやこれやを治す。

ウォルター・ケンプナー(1903-1997)は、現在のプラントベースダイエットに最も影響を与えた科学者といっても過言ではないでしょう。

ケンプナーのライスダイエットは、白米とフルーツがメインの食事で、低脂質&高糖質の内容となっています。具体的には、何が食事で出されたのかというと。。。

  • 白米
  • フルーツ
  • フルーツジュース
  • 砂糖
  • サプリメント(ビタミンA, D, チアミン, リボフラビン, ナイアシン )

 なんとこれだけ。(参照:Kempner W. Treatment of hypertensive vascular disease with rice diet. Am J Med 1948: 545–577.




「これじゃあ、血糖値爆上げだよー。」


と思われた皆さん、これが糖尿病をなおしてしまうんですね。
なぜ血糖値爆上げにならずに、これで糖尿病が治るかは、こちらのエントリーをどうぞ:
プラントベースダイエット:なぜ糖質いっぱい摂っても血糖値が爆上げにならないのか? 


さらに、このケンプナーのライスダイエットは、糖尿病の他に
  • 肥満
  • 糖尿病
  • 高血圧
  • 心疾患
  • 腎臓病
  • 動脈硬化
などなど
  も治してしまったのです。すばらしいですね。

日本では、糖質制限が最近話題ですが、その逆を行くダイエットがこの、ケンプナーのライスダイエットです。プラントベースダイエットの基になったダイエットでもあります。これが今からさかのぼること半世紀以上前に行われていたということが驚きです。まさに、低脂質&高糖質食のパワー、そしてプラントベースダイエットのパワーの源がわかっていただけたと思います。

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