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最後の編成は桜色に 福鉄、低床車両「フクラム」

12月中の導入が計画されている「桜色」のフクラムのイメージ=福井鉄道提供

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 福井鉄道(越前市)の経営状況を確認する「福武線再建スキーム管理部会」が十四日、越前市の福鉄本社で開かれた。福鉄側から、十二月中に導入を計画している桜色の低床車両「フクラム」が発表された。

 会議は非公開で、村田治夫社長(62)が終了後に会見して説明した。新車両は、同社が導入を計画している低床車両のうち最後の四編成目。導入費は約三億三千万円。オレンジ、青、黄緑の各編成と同じ三両編成で定員は百五十人だが、ほかの三編成と違い田原町駅(福井市)でのえちぜん鉄道との相互乗り入れには対応しない。

 十二月中旬から下旬に導入し、年明けには利用できるようする。今回の低床車両導入に伴い、名古屋市内の地下鉄でも走っていた610形が廃車になる見込みという。

 管理部会では、本年度上半期の利用客数も示された。前年同期比三万六千九十人増の百三万九百六十四人となり、二〇一七年度までの最終目標としている年間利用客二百万人台を、一年前倒しで達成できる見込みになった。村田社長は、JR福井駅西口にできた「ハピリン」や相互乗り入れの効果、通勤での利用増などを理由に挙げた。

 管理部会は学識経験者や沿線自治体の担当者ら七人で構成し、年二回開催している。

 (山内道朗)

 

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