【明治神宮大会】履正社、安田&片山の3ラン共演で初V 次は「春の甲子園優勝」
2016年11月15日13時39分 スポーツ報知
- 大会初優勝を飾り喜ぶ履正社ナイン(左から捕手・片山悠、エース竹田祐、三塁手の安田尚憲)
- 4回2死一、二塁、左越えに3点本塁打を放つ履正社の片山悠
- 3回1死一、三塁、右中間に3ランを放つ履正社の安田尚憲
◆第47回明治神宮大会第5日 ▽高校の部・決勝 履正社11―6早実(15日・神宮)
“東西横綱決戦”となった高校の部決勝は、初の決勝進出となった履正社(近畿)が、来秋のドラフト候補・安田尚憲三塁手(2年)と片山悠捕手(2年)の3ランなどで11得点を挙げ、6得点の早実(東京)を振り切り逆転で初優勝を果たした
試合は1回に清宮の右中間本塁打で早実が先行したが、履正社は2回に同点とし3回に安田の3ランで勝ち越し。その裏には早実が清宮、スーパー1年生・野村大樹三塁手の連続タイムリーなど打者一巡の攻撃で5点を挙げ逆転したが、4回には履正社が打者一巡の攻撃でお返し。片山の3ランなどで6点を挙げひっくり返し、5点をリードした。
その後は救援投手が好投し、5~8回と両チーム無得点。早実は9回に粘り、2死満塁と履正社の3番手、エース右腕・竹田祐(2年)を攻めたが、最後は横山優斗(2年)が空振り三振に倒れ、履正社が逃げ切った。
3回に右中間スタンド中段にたたきこむ、高校通算43号の3ランを放った安田は「これまで、チームに迷惑をかけていたので1本出したいと思っていた」とほっとした表情。強打者として比較される清宮については「レベルは清宮の方が上だと思うんですが、チームとして勝てたのが何よりうれしかったです」と語った。
4回に左翼スタンドに3ランを放った片山は「(投手のリードでは)苦しい展開だったんですが、ここで1本出してチームのムードを上げようと思いました。春の甲子園で優勝するために、冬はみんなで頑張りたい」と、早くもセンバツ大会優勝を見据えていた。