原口、４戦連発に意欲　豪州戦でＰＫ献上の失態取り戻す

　そのギラついた目は、もうゴールしかとらえていない。原口はＷ杯アジア最終予選で三浦知良（横浜ＦＣ）、呂比須ワグナー（元名古屋など）に並ぶ日本タイ記録の３戦連発中。新記録となる４連発へ、絶好調の２５歳が闘志をたぎらせて言った。

　「前の試合は失点に絡んでしまったので、その分も自分の力で取り戻したい。このチームではＦＷだし、ゴールに近くて自分もすごく楽しみ。（得点の）チャンスは必ず来ると思う」

　心の中で燃え盛るのはリベンジへの思いだ。１０月のＷ杯予選・オーストラリア戦では、本田のパスから前半５分に先制点を決めた。ただ後半７分に自らのファウルでＰＫを献上し痛恨の失点。試合後はベンチに座り込みハリルホジッチ監督に慰められる一幕もあった。

　「（引き分けは）僕のせい。申し訳ない」。試合後にそうざんげしたからこそ、サウジ戦を待ち望んでいた。「今の雰囲気を何とか変えたい。次の試合を勝つことで、全てがポジティブに変わると思う」。６大会連続のＷ杯へ、ゴールで日本の道を切り開く。　（青山直樹）