蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【スポーツ】[柔道]永山、60キロ級初優勝 延長戦で一瞬の隙突いた2016年11月13日 紙面から ◇講道館杯柔道の講道館杯全日本体重別選手権第1日は12日、千葉ポートアリーナで男女7階級を行い、男子60キロ級は永山竜樹(りゅうじゅ、20)=東海大=が決勝で志々目(ししめ)徹(24)=了徳寺学園職=に優勢勝ちして初優勝した。女子78キロ超級は朝比奈沙羅(20)=東海大=が決勝で素根輝(そね・あきら、16)=福岡・南筑高=に優勢勝ちして女子初の4連覇。ともにグランドスラム東京(12月2日開幕、東京体育館)出場を確実にした。リオデジャネイロ五輪代表は出場していない。 5分で決着がつかずに進んだ決勝の延長戦、永山はその40秒すぎに相手の一瞬の隙を突いて小外刈りを仕掛け、技ありを得て2015年世界選手権銅メダルの志々目を倒して初の頂点に立った。 「東京五輪への闘いは始まっている。その1発目でアピールしたかった」と永山。4月の全日本選抜体重別準決勝で屈していた難敵とは大会前から延長戦も想定。大学では81、90キロ級選手との乱取りを重ねて地力を蓄えてきた。 北海道美唄市出身。地元道場の先輩に誘われて小学校卒業後に愛知県へ柔道留学。東海大へ進むまでの6年間を愛知県一宮市にある大成中・高で鍛えた。「中高はみんなが強かったので、食らい付いていった」。ジュニア限定の55キロ級で13年全日本ジュニアを制した後に60キロ級に転じ、昨年は世界ジュニアを制覇。これまで8強止まりだった講道館杯へ、156センチと低い身長を生かせる担ぎ技を磨いて乗り込んできた。 「60キロ級で自分より小さい選手はいない。小ささが売りです」と永山。グランドスラム東京では、リオ五輪銅で大学OBの高藤直寿(パーク24)との優勝争いに全力を注ぐ。 (武藤康弘) PR情報
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