ツイッターのフォロワー1490万人
【ワシントン清水憲司】米国の次期大統領に就任する共和党のドナルド・トランプ氏は13日、米テレビに出演し、短文投稿サイト「ツイッター」などのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が「勝利の助けになった」と語った。就任後は「控えめにする」とも述べたが、この日も米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)とツイッター上でやり合った。
トランプ氏は1490万人ものツイッターの読者(フォロワー)を抱え、「数という点でこれだけの力を持てた。すべての選挙戦で勝利する助けになった」と指摘した。民主党候補だったヒラリー・クリントン氏(69)がテレビCMなどに多額の費用をかけたことを引き合いに「ソーシャル・メディアはそれ以上の力がある。私がある程度、証明したかもしれない」とも語った。
一方、ツイッターでの発言が物議を醸したこともあり、大統領就任後は「控えめにする」と話したが、「(メディアが)間違った記事や不正確な記事を出した時には、私にはやり返す方法がある」とも述べた。
トランプ氏は13日も投稿を続け、ジョージ・H・W・ブッシュ元大統領やジョージ・W・ブッシュ前大統領らから祝福の電話があったと明らかにする一方、「『トランプ現象』を正確に伝えなかったNYTは数千の読者を失っている」と書いた。これに対し、NYTはツイッターで「新規読者は急増している」と反論。「トランプ政権にも偏見なしに迫っていく」との社員宛てメッセージも投稿した。