
「私の話を聞いてくれ」1973より
Copy from "Listen to me"Rey Camoy work
西洋の表現の分野において自嘲自虐をテーマにしたものを見つけるのは難しいことではありません
絵画彫刻ではなかなか思いつきませんが カントリー ブルース R&B 等々
アメリカンポップスならむしろありふれています
もちろん歌謡曲にも演歌にも そして多分シャンソンにも
(演芸にもたくさんの自虐ネタ 『ヒロシです・・・・』のネタは記憶に新しいですね)
わたしは何と言ってもローリング・ストーンズ唄うダメ男のバラード推しで
さながら短編私小説集(大作もあるけど)とでもいうべき画業を残した鴨居が
閑吟集という歌にたどりつき動かなかったのは必然的なことだったのでしょう
鴨居玲の画集を広げながら
「かな」を使い(非公式な)個人的心情を吐露することを大切にしてきた日本人だからこそつかみ得た境地
そんなことをしきりに思います
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- 2015/07/20(月) 00:00:00|
- 鴨居玲 Rey Camoy
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