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【博多駅前陥没】オール福岡「強度30倍」わずか1週間で復旧 雨で通行再開15日ずれ込み

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【博多駅前陥没】
オール福岡「強度30倍」わずか1週間で復旧 雨で通行再開15日ずれ込み

博多駅前の道路陥没で、日没後も“不眠不休”で続けられる復旧作業 =14日夕、福岡市博多区(柿平博文撮影) 博多駅前の道路陥没で、日没後も“不眠不休”で続けられる復旧作業 =14日夕、福岡市博多区(柿平博文撮影)

 福岡市のJR博多駅前で起きた大規模な道路陥没事故で、市は14日、現場道路の通行再開は当初見込んでいた同日夜から、15日午前4~5時にずれ込むとの見通しを示した。雨の影響で作業が遅れたことが理由。路面の舗装作業が14日夜から行われており、市は15日の通行再開とともに、現場に面したビル3棟の避難勧告を解除する予定。8日の事故発生から1週間での復旧となる。

高島市長が陣頭指揮…専門家も「安全性に問題ない」

 福岡市内ではこの日未明から断続的に雨が降り、現場では早朝に一時作業を中断。現場一帯をブルーシートで覆い、天気の回復を待った。

 午後になり雨が上がると復旧工事が再開され、ローラー車による地面の整地や、陥没に巻き込まれた信号機の設置、アスファルトの舗装作業などが行われたが、雨による全体的な作業の遅れから、予定していた14日中の通行再開はできなかった。

 陥没事故で寸断されたライフラインは13日夜までにすべて復旧している。事故から1週間でのスピード突貫工事に、市民からは早期の道路開通への期待とともに、工事の安全性を不安視する声も上がった。

 14日昼には、地盤工学の専門家らが出席した専門家会議が開かれ、埋め戻した現場の安全性について協議。会議では埋め戻し部分について、「安全性に問題はない」との結論が出た。高島宗一郎市長もその後の記者会見で「以前の30倍の(強度の)地盤が工事によってできた」と述べた。

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