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羊の夜をビールで洗う

シングルファーザーなプログラマーの子育て&暮らしのブログ。

ツイッターがなくなってしまったら困るのか?

ネット

ツイッターの経営が難しい状況になっているようです。随分前から、経営難がささやかれていて、Googleやセールスフォースなどへの身売りを打診していたそうですが、それも断られてしまっている状況なのだとか。

 

www.itmedia.co.jp

 

私は、ツイッターでは、友人とやり取りする用のアカウントと、ブログ用のアカウントの二つを登録しています。最初に作ったアカウントで最初にツイートしたのは、2007年の5月だそうで、もう10年近く使っていることになります。これくらい長く使っているインターネットのサービスは、他には「はてなブックマーク」くらいです。

 

長く使っていたサービスなので、いざなくなってしまうかもしれないとなると、いろいろ思うところがあるので、それについて書いてみます。

 

二つの側面があるツイッター

ツイッターは、機能だけシンプルに説明すると「140文字で思ったことやお知らせなどを投稿できるサービス」ですが、実際にはさまざまな用途で使用されています。私が思うに、ツイッターには主に二つの側面があると思います。

 

コミュニケーションツール(SNS)としてのツイッター

ひとつはソーシャルなコミュニケーションツール、いわゆるSNSとしての側面です。友人同士がツイッターを使っていて、フォローし合っていると、お互いの投稿がタイムラインで読めるので、友人の近況や思っていることを知ることができます。

 

ツイッターは、140文字と投稿文字数の制限が短いので、日常会話(チャット)っぽいやりとりがされることもあります。ただし、ツイッターはソーシャルなサービスなので、公開制限を掛けておかないとその会話は世界中の人に読まれてしまいますが。

 

メディアとしてのツイッター

ツイッターはサービス開始当初から爆発的に広まったことで、次第にニュースを配信したり、自分が開設しているブログやお店の情報を流したり、と「メディア」っぽい用途で使用されるようにもなりました。

 

また、ツイッターには「リツイート」といって、他人の投稿の内容をそのまま引用して、自分のフォロワーに向けて投稿する機能があります。この機能を使うと、インターネットで話題になったニュースや商品が、ネットワークを通じてあっという間に拡散されるので、口コミの手段として使われたりもします。

 

私が思うツイッターのいいところ、悪いところ

そんな二つの側面を持つツイッターですが、長く使っているといいと思うところと、悪い(苦手)だと思うところが見えてきました。個人的に思う、ツイッターのいいところと悪いところをまとめてみます。

 

ツイッターのいいところ

投稿が簡単にできるので続きやすい 

ツイッターは、投稿が簡単にできて、文字数の制限も短いので、ついついちょっとした思いつきや、そのとき感じたこと、をツイートしてしまいます。この気軽さもあって、10年近くもの間、投稿が続いているのだと思います。

 

実際、ふと自分が過去に呟いたツイートを読み返してみると、「このときはこんなことを考えていたのかぁ〜。」とか「このとき仕事大変だったなぁ...。」など、そのときの状況がありありと思い出されて面白かったりします。

 

ツイッターの過去ログの再読には、私は「Momento」というアプリを使っています。これを使うと、カレンダーの日付を選んでその日にしたツイートを表示してくれたりするので、「一年前の今日にしたツイート」を探したりしやすくて、便利です。

 

Momento — プライベート日記

Momento — プライベート日記

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直接なかなか知り合えないような著名人の考えていることを知ることができる

ツイッターは日本でも多くの著名人の方がやっていて、オープンに意見を公開している方も多いです。そういうアカウントを簡単にフォローできるので、何か特別な才能を持つ著名人の方がふだん考えていること、を垣間見ることができます。

 

私が個人的にすごいな〜、と思うのは、ライフネット生命のCEOをされている出口治明さんのアカウントです!

 

twitter.com

 

古典から現代まで膨大な数の書籍を読まれる読書家として知られる出口さんですが、お仕事や講演などでの人との出会いをとても大切にされる方としても知られています。ツイッターでも5万人を超える方をフォローされていて、「本当に全部読んでいるのだろうか...?」と思っていたら、私の本に関するツイートで何度か反応を頂いたことがあり、びっくりしたことがあります。

 

ツイッターの悪い(苦手)なところ 

投稿がお手軽なので、自分の地が出てしまいやすい

いいところ、で挙げた点と表裏一体なのですが、ツイッターは(特にスマホを持っていると)いつでもお気軽に投稿できてしまうので、自分の思ったことがそのまま表に出てしまいやすく、「あ、そんなことまで呟かなくてもよかったかも」とか「少し尖った言い方になってしまったかも」と後悔することがあります。

 

実際にインターネットのリテラシーが未熟な人だったりすると、うっかりマナーに反することや悪ふざけをツイッターで自慢してしまって、「炎上」してしまう例が後を絶ちませんよね。プラスの情報だけでなく、マイナスの情報が拡散されやすいのも、ツイッターの怖いところだと思います。

 

タイムラインで見たくない情報を読み飛ばすのが難しい

ツイッターでは、フォローしている人のツイートやリツイートの本文が、縦一列にずらっと並んで表示されます。ブログやRSSのフィードだと、タイトルと本文に分かれているので、読みたいタイトルの記事だけ選んで内容を読む、ということができますが、ツイッターでは本文しかないので、興味のないものや読みたくないものを読み飛ばす、ということが難しいです。また読みたいアカウントだけフォローしていても、数を増やすとあっという間に読み切らなくなってしまいます。

 

ツイッターは、いろんな人がいろんな内容の投稿やリツイートをするので、中にはすごく憂鬱なツイートや、自分はあまり興味がないのに一方的に拡散されて回ってきたリツイート、なども目に入ってしまいます。そういうツイートを(よせばいいのに)つい読んでしまって、勝手に気分がモヤモヤする...ということがたまに起きるのが、ツイッターの苦手な所だったりします。

 

そんなことを思いながら、何となく惰性で使い続けてきたツイッターですが、先日ブログ用にサブアカウントを開設してみたら、上で書いたSNSとしてのツイッター、とメディアとしてのツイッター、がキレイに分離されてすっきりした!という思わぬ気づきがあったりもしました。

 

www.smartstyle-blog.net

 

ツイッターがなくなったら困るのか?

そんな長いお付き合いのツイッターですが、本当にツイッター社が倒産して事業の買い手も現れなくて、ツイッターがなくなってしまったら、やっぱり困るのでしょうか?

 

私は、上で書いたような流れから、ツイッターはSNSとして使うよりも、メディアとしてだけ使う方が楽しくていいな!と思い始めているので、代替のニュースメディアがあれば、そんなに困らないかもしれません。

 

最近だと「スマートニュース」のようなキュレーションアプリがとても便利ですし、Line Botのようなメッセジングアプリのインフラを使った情報配信サービスがブームの兆しを見せています。メディアとしてのツイッターはこういったサービスに代替されていくのかもしれませんね。

 

SNSとしてのツイッターの代替としては、私より下の年齢層の方にとっては、すっかりツイッターよりインスタグラムの方が主流になりつつある気がします。あとコミュニケーションツールとしては、こちらもやはりLINEが元気ですよね!なんかLINEでブログも書けるようになったみたいですし。

 

japan.cnet.com

 

私はLINEって未だに馴染めないのですが、最近本当にいろんな分野でLINEが進出してきていると感じるので、もう少しLINEも使い込んでみないとなぁ、とようやく思い始めている今日この頃です。

 

なんか最後はまとまりがないですが、長く付き合ってきて、かわいさも小憎たらしさも感じるツイッターのことから、いろいろ思いを馳せてみました。ツイッター、なくなっても困らないかもしれないけど、なくなったらやっぱりちょっと寂しいかなぁ。

 

 

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