ヒト科サブカルバカ目オスの30歳なんだけど、最近のSNSとか実社会における映画ネタバレ問題についてひとこと言わせて。
合コンとかに行くことがあるんだけど、自己紹介して趣味とか聞いていると映画を見るのが趣味とかいう女の子がいて
俺も映画好きな方だから話してみるじゃん。そうすると大体最近放映の映画の感想とか話し始めて、「あ~これ以上掘ってもいい話聞けないな」って思って、
自分の好きな映画の話に持っていくことってあると思うんだ。みんな。
そこでだね、この映画の結末がいかに素晴らしいかについて熱く語っちゃったりすることがしばしばあるんだけど、そういう話をしてるとだね。
「なんでネタバレするんですか!私の映画体験を奪わないでください!」みたいなことを言い出す女の子ちゃんがいるわけだよ・・・・。ハハッまいったね。
SNSなんてもっとひどいね。好きな映画の感想を垂れ流していると、フォロー外から「ネタばれ止めて下さい!私の楽しみが減るじゃないですか!」とか言われたりすることがあるね。
甘ったれんなよ!
もしこれが最新公開作の話であれば、俺も自分の非を認めるところであるが。公開して20年もたってるような過去の名作に対してだぜ?冗談だろ?
20年もたった作品は、TUTAYAの平置きになったり、ガイドに乗ったりすることがあるから目にしたことはあると思うんだ。
だから僕としてはその映画を見ていることは映画好きとしては一般教養だろ、と思っている。
映画体験云々いうやつらに言いたいのは「公開されてから20年もたってるのに、今までなんで見てないの?興味がないからでしょ?興味がなくて一生見るつもりもないけれど、ネタバレは許さん、ってお前頭沸いてんじゃねぇのか?」ってことなんだよ。
どれだけネタバレしないで優しく面白く映画を紹介してくれる人に囲まれて暮らしてるお花畑だか知らないけど、甘ったれた根性でこっちの話に入ってこられたら正直迷惑だ。
目と耳塞いで部屋の壁とお話ししてろ!
と熱い気焔を吐いたところで、一つ思ったことがある。本数見てる映画好きな人って、どちらかというとネタバレに寛容で、甘ちゃんの映画見初めに限って、ネタバレに不寛容なんじゃないかという仮説を立てた。
映画好きな人ってネタバレを聞いても「そういう映画なら今度見ておこう」とか「そういう映画なら見なくていいや」っていう風に、ネタバレを情報として処理して自分の映画鑑賞の糧にしているんじゃないかと思うんだ。
思うに見てる人と見てない人の意識の違いは、「あとどのくらいの本数の、面白い映画を自分は消化できるか?」っていうことをわかってるかわかってないかの違いだと思うわけよ、俺は。
映画をよく見てる人は、世界中の映画をすべて見ることは自分には不可能だし、面白い映画もすべては見切れないだろうという、ある種の達観を持ってるんだ。一方、甘ちゃんたちは「見てやるわ。見てやるわ。この世の面白い映画はすべて見てやるわ!」っていう貪欲さを持っていると思うんだよね。まぁ無理なんだけど。だからネタバレに敏感に反応してると思うんだ。この仮説はいい線言ってるんじゃないかと思う。
まぁ色々書いたけど、俺は公開して10年過ぎた映画はどんどんネタバレしていこうと思っている。それで怒るやつがいたら「じゃぁあなたはいったいいつになったらこの映画を見るんですか?それまで私は口を塞いで膝を抱えて待っていればいいんだすか?私の話したい権利は無視するんですか?」って返してやるんだ!以上!
折角合コンに行ってるんだからもう少しモテることを考えたらどうかね