米地質調査所(USGS)によると、ニュージーランド(NZ)南島クライストチャーチの北約90キロで14日未明、マグニチュード(M)7・8の強い地震が起きた。現地では、発生から20時間以上たっても強い余震が続いている。キー首相は同日、震源地付近をヘリで視察。「確実ではないが、死亡者は2人から増えないのでは」との見方を示した。在NZ日本大使館によると、邦人の被害の情報は入っていない。NZには約1万8千人の邦人が在住しているとみられる。
救助関係者などによると、犠牲者の1人は震源に近いカイコウラ在住の男性で、崩壊した自宅の下敷きになった。同居する100歳の母親は救出されたという。
被害が大きいカイコウラはホエールウォッチングが人気の観光地。地震発生時も約1千人の観光客がいたとみられる。土砂崩れなどで陸路が遮断され、孤立した状態で、重傷者6人がヘリでクライストチャーチへ運ばれた。停電で通信事情も悪く、水や食料を積んだ海軍の艦船が向かっている。近くのクラレンス川では、土砂崩れでせき止められた水が一気に流れ出し、住民が高台へ避難した。
地震や余震は北島の首都ウェリントンでも強く感じられ、14日は多くの学校や企業が休みになった。(シドニー=郷富佐子)
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朝日新聞国際報道部