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名古屋の魅力向上へ市が戦略案

11月14日 19時07分

名古屋の魅力向上へ市が戦略案

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日本の主要都市の中で、名古屋が「最も魅力に乏しい」という調査結果が出たのを受けて、イメージアップを図るための会議が開かれ、名古屋市は、市民に地元の魅力を発信してもらうことを柱とした戦略案を示しました。
今年6月に行われた都市の魅力に関する調査で、名古屋は、訪れたいかどうかや、魅力を感じるかどうかを聞く項目で、いずれも最下位となりました。
これを受けて14日、専門家らが、名古屋のイメージアップを図るための方策を話し合う会議が開かれ、市は、今後5年間で取り組む戦略案を示しました。
戦略案は、「市民が名古屋の魅力に気づき、楽しみ、発信する」ということを基本理念にしていて、まず、まちの魅力を高めるため、歴史・文化や「なごやめし」などの強みをいかして、都市のブランドイメージを固めることや、新たな観光資源の発掘にも積極的に取り組むとしています。
また、市民による発信を促すため、子どもたちが郷土を学ぶ機会を増やして愛着や誇りを高めてもらうほか地元の魅力向上に取り組む市民を増やすなどとしています。
これについて会議のメンバーからは、「市民みずからが発信したくなるように名古屋の都市イメージを行政がより明確にする必要がある」といった指摘や、「起爆剤になるような名古屋のキャッチコピーを作るべきだ」という意見が出されました。
市は、今年度中に具体的な戦略を固め、すみやかに実施に移していきたいとしています。
14日の会議に関連して名古屋市の河村市長は、定例の記者会見で、「名古屋駅は、今後、リニアや新幹線がとまる世界一のターミナル駅になるが、乗り換えのために使うのではなく、訪れる人たちにとって名古屋が目的地となるような魅力をつくらないといけない」と述べました。

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