「トヨタ自動車」は、完全子会社となった「ダイハツ工業」が開発した新たな小型車を、トヨタブランドで国内市場に投入しました。
両社の協力関係が順調に行くかを見ていくうえで今回の新車がどこまで販売を伸ばすかが注目されています。
トヨタが発売したのは、完全子会社となったダイハツが開発・生産した２種類の小型車で、トヨタブランドとして販売されます。
ダイハツが軽自動車で培ったノウハウを生かして、車内の空間を広くし価格は１４６万円からに抑えているということです。
トヨタはダイハツを完全子会社し需要の伸びが見込まれる新興国市場での事業拡大が課題となる中今後、新興国向けの小型車の開発をダイハツに一本化するなど、一段と協力関係を深めています。
このため、両社の協力関係が順調に行くかを見ていくうえで今回の新車がどこまで販売を伸ばすかが注目されています。
ダイハツの三井正則社長は「今後、世界で一番増えていく車はコンパクトカーであり、そこに軽で培ってきた技術を生かすチャンスがめぐってきた」と話しています。