・「『雨上がりの空に七色の虹が架かる』」・「ってそんなに単純じゃない」・「この夢想家でもそれくらい理解ってる」
(明美)これほんまに週末までに完成するん?
(すみれ)受けた以上はやらんと信用に関わるから。
(明美)あの2人に聞かせてやりたいわ。
良子と君枝が店を辞めたあともすみれたちは懸命にテーブルクロス作りに励んでいました
どないしよう…間に合えへんかったら。
まだ時間はあるから…。
(戸が開く音)君ちゃん良子ちゃん。
どうしたの?
(君枝)クロスの方はどうかな思て…。
一緒に作りに来たん?少し持ち帰ってできるかもしれない。
けど…どれくらいできるかは…。
(君枝)私も。
自分のために中途半端な事すんのやめてや。
悪い思う気持ちを軽うしたいだけやないか。
明美さん…。
旦那が辞めろ言うたん嘘やったんやろ?お客さんに怒られて嫌になっただけやろ?お金を稼ぐっていうのが全然分かってへんわ。
自分かて看護婦さんの仕事の片手間やないですか。
看護婦の仕事は辞めたわ。
えっ?辞めさせられた。
今はこの仕事を頑張ろう思うてる。
あんたらも決めてや。
やるなら責任を持ってやる。
やらへんのやったらやらんでええし。
責任持ってする事はできない。
私も…。
(明美)そやったら帰ってよ。
ごめんなさい。
(良子)ごめんなさい。
(明美)何やろ?こんにちは。
どうしたの?
すみれたちは夜を徹してテーブルクロスを作り続け…
(麻田)なんとまあ美しい…!急がないと!うん。
(英語で)
(リサ)サンキュー!寝不足が報われたな。
そやね。
(君枝)すみれちゃん明美さん。
気に入ってくれたよ。
よかった…。
しかしその様子を夫の昭一に見つかり…
どういう事や?説明してくれ。
働きたいって…無理して体壊したらどないする気や?最近調子ええのよ。
過信が一番ようないて今までさんざんお医者様にも言われてきたはずやろ。
やらせて下さい。
君枝…。
昭一さんに話をしたの。
ここで働いてもええって!ほんまに?今度はちゃんと責任持って働きます。
え…ええんちゃう?ありがとう!ご主人よう許してくれましたね。
はい。
君ちゃんのとこは恋愛結婚なんです。
どこで知り合うたんですか?病院です。
私子どもの頃は長く入院してたの。
その病院に昭一さんも入院してきて…。
いつの間にか好きになってたの。
昭一さんのおかげで信じられないほど幸せです。
羨ましいわ…。
えっ?ああ…。
君ちゃんがいてくれてほんまによかったわぁ。
何でよ…。
悪かったな役立たずで。
いや…そういう…そういう訳やないんやけど…。
はっ…ひと休みしよか?いいね。
じゃあ入れるね。
君ちゃん!君ちゃん!君ちゃん…。
(明美)聞こえる?
(医師)こんな体の弱い人が働くなんてとんでもない事や。
くれぐれも無理はさせんように。
(明美)麻田さんからや。
君枝を元気づけようと見舞いに訪れたすみれと明美ですが…
(君枝)生まれた時私は未熟児でへその緒が首に巻きついてたの。
死んでもおかしくなかったって…。
助けてもらった命やから大切に頑張りたいって…。
すみれちゃんに希望をもらったのよ。
一緒にやろうって言ってくれてとってもとってもうれしかった。
だから応えたかった。
昭一さんと話したの。
仕事は辞めてほしいって言われた。
私は昭一さんにも感謝してる。
だからもう戻らない。
君ちゃんがそう決めたならそれがええと思う。
早う元気になってね。
うん。
これでええの?え?ほんまにこれでええの?バナナです!君枝さんに持ってったって下さい。
ありがとう!行くで!うん…。
しかし…
こないだ来てもろうた時よりも悪うなっとって…。
そやから今日は…。
私は看護婦です。
いろんな患者さんを見てきて気が付いた事があるんです。
人を元気にするのは希望です。
君枝さんは子どもの頃ご主人がお見舞いに来てくれるのを心待ちにしとった。
そんなご主人なら夢を見る事が一番大事な事やと分かるんやないですか?それでも簡単に「はい」とは言えません。
それは分かります。
みんな君ちゃんが大切やから…。
(時子)もううちの子夜全然寝てくれへんようになってしもて…。
(綾子)あらっ夜泣き?そうひどいもんや。
いつから?3〜4日前からやろか。
おしめは?この間もろうたもんやから今までのものよりは気持ちええはずなんやけど。
ちょっと来て。
これ。
通気性もええし着せたら泣かへんようになると思うで。
ああ…。
持ってって。
近所のよしみよ。
ありがとう。
(麻田)ちょっと気付いた事があるんですが買うてくれてるのはほとんど麗子さんとそのお友達やないかと思うて…。
たくさん買うてくれるお客さんがいる事はいい事です。
けどお客さんが少ないいう事は問題や思いますよ。
(五十八)要するに店の存在を知ってもろうて継続的にお客さんに来てもらうためには何をしたらええかいう事やな?いい品物を作って売ってるっていう自信はあるの。
それが一番大切な事や。
あとは自分たちならではの何かいうのを見つけられるかどうかや。
売り文句や。
最低でも3つは入れんとな。
母親の気持ちが分かる。
2つ目は?作り方にもこだわっていい生地を使ってる。
3つ目は?宿題や。
はい。
3つ目の宿題か…。
(戸が開く音)君ちゃん!もう退院?一時外出よ。
昭一さんがね私が元気になれる場所に連れてってくれるって。
そしたらここやったわ。
そう。
元気になった?
(君枝)なったなった。
君枝にはここが必要な場所なんやな。
楽しく生きるために…。
戻るいうてもなちゃんと時間決めな。
長くても4時間かな。
それも毎日はあかん。
明美さん…。
うちがちゃんと見てます。
私も…!よろしくお願いします!ありがとう…。
こんにちは。
時子さん。
(明美)どないしたん?
(時子)あの肌着着せたらうちの子いっぺんも泣かへんかった。
やっぱりな暑かったんや。
子どもは大人より随分と体温高いからな。
まるでベビー相談室ですね。
それよ!勝二さん今日は誰に会うの?
(勝二)造船会社の頃の後輩や。
ええお仕事紹介してもらえそう?そないな事お前が考えんでいい言うてるやろ。
(潔)おう。
(栄輔)すみれさん。
こんにちは。
(栄輔)ちょうど昨日帰ってきてちょうど今出かけるとこやったんや。
今日会えるなんて…これはもう運命やな。
坂東営業部が昔から懇意にしとった織物の工場があってなそこで取り引きの話や。
行ってきます。
(ゆり)行ってらっしゃい。
ほんで3つ目の売り文句は見つかったんか?私たちにしか作れない場所があるという事です。
場所?明美さんの知識を使ってベビー相談室を開こうかって…。
一人で悩みを抱えてるお母さんたちはたくさんいると思うの。
そういう人たちが気軽に遊びに来る事ができて相談ができたり子育て仲間のお母さんができたり…。
なんちゅうええ考えや!ほんまにそう思いますか!?ああ!すぐにでも始めたらええ。
はい!
すみれが店に戻ると…
このワンピース気に入ってくれたのかな?ちょっと着てみる?ねっ。
ええなぁ…。
どこか着ていきたい所があった?入学式やから…。
そうやったの。
できたよ。
ちょっと大きいけどよう似合うてるよ。
わあ〜いいなぁ。
ほんまにかわいいで。
入学式に着ようか。
ええの?うん。
ぴったりに直してあげるからね。
どうしたの?
(君枝)すごいなぁと思うて…。
腰の膨らみ私が絵に描いたとおり。
おなかの所はスッとしてて横がふんわりなるように縫い縮めてある。
それにこの肩口の膨らみ。
どれぐらい膨らませるのか完璧に想像できてないとできないわ。
これは大変な技術よ。
良子ちゃんの型紙やないとこの味は出ないよね。
うん。
どうしてるかな…良子ちゃん。
開店の前に作ってもらった分のお金届けたいんやけどええかな?ええやろ。
当然の事や。
うん。
どこもかしこも昔の恩を忘れやがって…。
(店主)飲み過ぎやで。
飲まんとおれるか。
ただいま戻りました。
あっお帰りなさい。
どうしたの?少しの間お世話になられへんかな?潔さんも留守が多いしあっちにいても今は私に手伝える事もないし…。
すみれの頑張ってるところを見たくなって…。
ええよええよ!お姉ちゃんがいてくれたらうちも明るくなるわ。
お父さん帰ってこなかったね。
良子ちゃん。
すみれちゃん…。
君ちゃんねお店に戻ったのよ。
えっ?旦那さんの了解ももらって週に何回かだけ…。
そう。
これ。
良子ちゃんにもたくさん商品作ってもらったから…。
それは受け取れないわ。
自分が作った分よ。
迷惑かけた事分かってるのに絶対にもらえないわ。
お帰りなさい。
お邪魔しています。
勝二さん…。
美幸ちゃん。
ワンピース出来てるよ。
どうぞ。
(君枝)ぴったりやわ!
(明美)似合うてるで。
このワンピース美幸ちゃんにあげるからね。
えっ?美幸ちゃんが大切にしてくれればそれでええの。
大切にする。
大事に大事に。
うん。
再び良子を訪ねようと出かけたすみれですが…
おやじいつもの。
(店主)ちょっと待ってや。
(勝二)はあ…。
こんな所で何してるんですか?あ…それは何や…。
あっ行かな。
ちょっと待って下さい!これ給料です。
良子ちゃん受け取ってくれないんです。
良子が受け取らないなら…。
これで時計を買い戻してあげて下さい。
ご主人に頂いた時計です。
良子ちゃんを幸せにできるのはご主人しかいませんから。
(良子)どうしたの?これ。
(勝二)わしはあまりにも年上すぎて何をどうしたらええのか分からんところがあって…。
良子みたいな人が嫁に来てくれただけでもありがたくて…。
何を言うてるのよ。
この時計は一緒に時を刻んでほしい思うて渡したんや。
もういっぺん一緒に時を刻んでくれ。
はい。
初めは人数少ないと思いますけど続ける事が大事やと思います。
そうですね。
(戸が開く音)こんにちは。
良子ちゃん。
うちの人に話してくれたんでしょう?すみれちゃんのおかげでいい方に向かう事ができてる。
良子ちゃん…。
それが言いたくて来たの。
(ノック)どうぞ。
美幸ちゃん。
こんにちは。
今日が入学式?うん!孫がお世話になりましてありがとうございます。
明るい顔をしてるのを久しぶりに見ましたんや。
この子の両親は亡くなりましてねわたいがずっと育ててるんです。
そうやったんですか…。
はい。
髪の毛かわいく結ってあげようか?
(光太郎)はあ〜美幸よかったな。
ありがとうございました。
どうも。
行ってきます。
(光太郎)はいごめんなさい。
ここで…もういっぺん働きたい。
(中山)坂東紀夫さんのお宅でしょうか?部隊は違いますが同じ戦場におりました。
これをお返しにやって参りました。
これ…。
紀夫さんはどこにいるんですか?分かりません。
移動の間のほんの数日だけ一緒やったんです。
それを貸して下さって…。
紀夫さん…。
そんな中ベビー相談室が開催されました
困ってる事や知りたい事があればあちらにいる看護婦の小野明美がお答えします。
うちの子ものすごう背中を反らせるんです。
大丈夫やろか思て…。
(明美)赤ちゃんはお母さんのおなかの中で丸まってます。
生まれたと同時にその姿勢から解放されます。
そやけど首や背中に力を入れ込んでしまって反り返ってしまうんです。
そうなんや。
君ちゃん奥で休んで。
でも…。
そういう約束でしょ。
私がやるよ。
お姉ちゃん。
貸して。
すいません。
このおしめは横から漏れません。
体に沿うので赤ちゃんも気持ちええんです。
1枚で済むので洗濯も楽なんですよ。
ただいま戻りました。
あっすみれさん。
お帰りなさい。
栄輔さんいつもすみません。
(栄輔)いやいや…。
栄輔さんにすっかり懐いてしもて。
何かあったらいつでも言いつけてや。
ありがとう。
さくらちゃん見といてな。
・「一番初めは一の宮」・「六つ村々鎮守様」・ごめんください。
どなたです?私はあの〜ええ…。
お義父様お義母様!突然訪ねて申し訳ない。
ちょっと話がしたくて…。
どうぞ。
狭苦しい所ですけど…。
いや紀夫の事なんだけど…もう諦めてもらえないだろうか。
2016/11/14(月) 00:55〜01:15
NHK総合1・神戸
べっぴんさん 一週間 第6週「笑顔をもう一度」[字]
すみれ(芳根京子)と明美(谷村美月)は、2人だけでテーブルクロスをなんとか完成させる。君枝(土村芳)も一度は夫を説得し、再び働くことを許されるが…
詳細情報
番組内容
すみれ(芳根京子)と明美(谷村美月)は、良子(百田夏菜子)と君枝(土村芳)が抜けたあとも、睡眠時間を削って黙々とテーブルクロスを縫い続け、なんとか完成させる。君枝は夫・昭一(平岡祐太)を説得し、再び働くことを許されるが、無理がたたって体調を崩して入院してしまう…。また、良子の様子を見に会いに行ったすみれは、彼女と夫・勝二(田中要次)の関係が上手くいっていないことを知り…
出演者
【出演】芳根京子,生瀬勝久,菅野美穂,高良健吾,蓮佛美沙子,谷村美月,百田夏菜子,土村芳,市村正親,田中要次,平岡祐太,曽我廼家文童,宮田圭子,松下優也
原作・脚本
【作】渡辺千穂
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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サンプリングレート : 48kHz
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