2016-11-14

宮崎駿はなぜ身体障害者の話を持ち出したのか

宮崎駿CGのもの気持ち悪いとは言っていない

根本的にここを勘違いしている人が多い気がする。

川上が「この動きが気持ち悪いんで」「人間想像できない気持ち悪い動き」

プレゼンしているからか、気持ち悪いという言葉が印象的ではあるが、宮崎駿がこういった「気持ち悪い」という感覚を共有しているとは思えない。

「そんなに気持ち悪いものをやりたいなら勝手にやってればいい」という発言があったが、

これだって川上の度重なる「気持ち悪い」発言を踏まえたもので、「気持ち悪い(と川上が思っている)ものを~」ということになるだろう。

不愉快だ」と評したのは、このCGを「気持ち悪い」を連発しながらプレゼンされたからであって、CGのものだけに不愉快だと思っているわけではないはずだ。

おそらくあのへたくそプレゼンがなかったら宮崎駿もあそこまで怒らなかったのではないかと思う。

で、本題。宮崎駿がなぜ身体障害者連想たか

それは単純に、障害者の友人と毎朝触れ合ってきた経験があったからだ。

気持ち悪い」と川上が言いながら紹介したものに対して、宮崎駿純粋に毎朝触れ合ってきた友人を思い出した。

これは宮崎駿が「気持ち悪い」と思っていないからだ。友人と心を通わせてきたか気持ち悪いと思わずに単純に彼のことを思い出した。

川上のような人間に「気持ち悪い」といわれるような動きでも、彼らは生命必死に体を動かしながら生きている。生命はみんなそうして必死に生きている。

宮崎駿はそうしたことをずっと意識しながら映画を作っていたはずだ。そんな彼にとって今回の件は許せなかったのだろう。

もちろん、川上障害者差別する意図はなかっただろう。彼は知らなかった。それだけだ。

誰にでもそういうことはあり得る。だから、今回宮崎駿真剣に怒られたのは彼にとってよかったのだと思う。

しろ宮崎駿が何故障害者の話を出すのだ!と言っている人の方が無意識的に障害者差別しているのではないか

あなたたちにとって不格好な姿でも、不格好な動きでも、彼らは生きている。みんな同じ人間だ。

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