有村＆嵐・相葉、紅白司会に決定

　大みそか放送の「第６７回ＮＨＫ紅白歌合戦」の司会者が１２日、同局から発表された。紅組は来年の連続テレビ小説「ひよっこ」でヒロインを演じる女優の有村架純（２３）を初起用。有村は同局の「あまちゃん」でブレークし、昨年の紅白ではゲスト審査員を務めたが一気に“出世”。本格的な番組司会も初挑戦となる。白組の旗を持つのは、アイドルグループ「嵐」の相葉雅紀（３３）。嵐は２０１０年から５年連続で白組司会を務めているが、個人では初めての大役となる。

　ＮＨＫは「昨年はゲスト審査員として出演された有村さんですが、ことしは司会初挑戦というフレッシュさで紅組を力強く引っ張っていただきたい」と期待を寄せる。

　有村は「お話を聞いたとき、私の人生に二度とない出来事だと思いました。この事実を受け入れるにはもう少し時間が必要かもしれません。それほど、私としてはとってもとっても大きな大きな役目でまだまだ力不足ですし、本当に恐れ多い気持ちでいっぱいです」と胸の内を吐露した上で「皆さんとステキな時間を過ごせるように自分自身も楽しみながら役目を果たせたらうれしいです」とコメントを寄せた。

　相葉は今年４月から同局のスポーツ情報番組「グッと！スポーツ」の司会に。持ち前の明るさと天然キャラを存分に発揮してきた功績が認められた。「こんな大役を僕一人がお引き受けできる立場ではないと思い、本当に悩みました…。でもこの先、僕の人生でこんなありがたいお話は一生ないと思います。毎年年末に『あの時にお受けすればよかった』と後悔するよりチャレンジさせていただきたいと決断しました」と気合十分だ。

　総合司会は現在、ＮＨＫアナウンサーで調整中という。

　嵐は現在ドームツアー中で、１２日は札幌ドームで公演を行った。相葉は、ステージでメンバーから紅白司会決定を祝福され「一人でやるということで大変心細いです…。でも、ファンのみなさんもすごく応援してくれてるなと感じたので、皆さんも不安だと思いますが、一緒に年末を過ごせればと思いますので、テレビの前で応援お願いします。頑張ります！」と抱負を語った。