韓国大統領 事情聴取の日程や形式 どう判断

韓国大統領 事情聴取の日程や形式 どう判断
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韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領の40年来の知人や大統領府の元側近2人などが逮捕された一連の事件で、検察が、パク大統領に対する事情聴取を15日か16日に行いたいという意向を示したのに対し、パク大統領が聴取の日程や形式に関してどのような判断をするかが注目されます。
韓国の検察は13日、パク・クネ大統領の40年来の知人で女性実業家のチェ・スンシル(崔順実)容疑者をめぐる一連の事件で、パク大統領に対する事情聴取を15日か16日に行いたいという意向を大統領府に伝え、回答を待っていることを明らかにしました。検察は、書面による聴取ではなく、検察官が直接大統領と会う形を望んでおり、聴取の場所については大統領府側と調整したいとしています。

これに対して、大統領府の報道官は、大統領の日程を調整したり弁護士を選定したりする時間が必要なため、対応方針を回答できるのは15日になるという見通しを示しました。

パク大統領は、一連の事件に関して国民に謝罪した際、必要なら検察の捜査を受ける覚悟だと述べています。

パク大統領に対しては、12日にソウルで大規模な抗議集会が開かれるなど、退陣を求める声が収まっていません。このため、大統領としては、事情聴取を受けることで、国民からの批判が和らぐことを期待していると見られ、聴取をめぐって、どのような日程にするか、また、書面で対応するのか、検察官と直接会うのか、どのような判断をするかが注目されます。