兵庫県と県内の15市町は13日、マグニチュード(M)9.0、最大震度7の南海トラフ巨大地震が起き、淡路島などで津波による浸水が発生したとの想定で、住民参加の大規模訓練を実施した。
最高8.1メートルの津波が想定される南あわじ市福良地区で午前9時ごろ、緊急地震速報と「ただちに高台に避難してください」との大津波警報がアナウンスされると、海抜12メートルの小学校を目指し、お年寄りや子どもらが避難した。ペットと共に避難する訓練もあった。
自営業真野陽子さん(68)は「実際に地震が起きても行動できるか分からない。きちんと動くために訓練は必要」と話した。(共同)