たびたびこのウェブログで触れているルパート・サンダース(Rupert Sanders)監督による映画『Ghost in the Shell』(攻殻機動隊)、先行して公開された短いティザーに記された予告通り、ついに予告編の本編とも言うべきものが公開された。
image source : Paramount Pictures - YouTube
過去の関連記事は以下にて、興味のある方はお読みいただきたい。
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まずは、予告編をご覧いただこう。
約2分程の予告編を鑑賞しての率直な感想であるが、前述の過去の記事の中で言及しているプロモーション映像に登場した押井守の存在で、一度は光が見えかけたと感じた矢先、やはり残念な仕上がりなのではないのかと思うに至る。
その大きな理由のひとつは、こういったジャンルの映画の予告編には必須だと思われるスピード感と迫力がまったく感じられない。
あるいはそれは予告編の仕上がりの問題なのかもしれない。
予告編を観て残念だった映画が、本編は素晴らしかったというケースもある。当然その逆もしかりだが。
ただ、そもそも本編のシーンの力量を、つまり本編のスピードと迫力を凝縮して制作するのが予告編のセオリーのひとつではあるから、だとすれば、ということになるだろう。
もう一度観返してみたが、予告編だけに関して言えば、つまらない予告編である。先行して小出しに公開した短いティザーが逆効果になっている感もある。この本予告編で初めて、荒巻大輔を演じる北野武が出てきたら「お!」となるかもしれないし、光学迷彩状態の草薙素子の格闘シーンもここで初めて出てきたら「わお!」となるかもしれない。それってプロモーションとして決定的に順番間違えちゃってる気がするのは、ぼくだけだろうか。
とまあそんなわけで、予告編の後半に『ストリートファイターII』のダルシムみたいな坊さんも出てきてるし、なんだか大量のゾンビ的なものに囲まれているシーンも出てくるし・・・、改めて、大丈夫なのか・・・?というのが、正直な感想である。
みなさんは、どのように感じただろうか。
最後に、本予告編とは別に、冒頭に少佐こと草薙素子を演じるスカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson)のコメント付き予告編も公開されているので、最後に取り上げておく、ちなみにコメントが付いている以外は、おそらくほぼ同じ内容である。
近所のおばさんみたいな普通の格好でコメントしちゃってるよ、そこはどう考えても劇中の草薙素子として、何か言ってもらえばよかったのに・・・。
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月白貉