国内女子ゴルフの伊藤園レディースは13日、千葉県長南町のグレートアイランドC(6639ヤード、パー72)で最終ラウンドを行い、通算10アンダーのイ・ボミ(韓国)が笠りつ子とのプレーオフを制して2年連続3回目の優勝を遂げた。イ・ボミは今季5勝目、通算20勝目。優勝賞金1800万円を獲得し、2年連続の賞金女王に大きく前進した。
前日首位の武尾咲希は通算7アンダーの7位。日本女子オープン選手権で史上初のアマチュア優勝を果たし、今大会がプロデビュー戦となった17歳、畑岡奈紗(茨城・ルネサンス高)は通算2アンダーの26位だった。
賞金女王決定の条件
残り2試合で賞金女王は賞金ランキング1位イ・ボミ、2位申ジエ(韓国)、3位笠りつ子の3人に絞られた。申ジエと笠はともに2連勝することが最低条件。イ・ボミは2人の成績に関わらず、615万3250円以上を獲得すれば賞金女王に決定。次戦の大王製紙エリエールレディースで単独3位(賞金700万円)以内ならば、最終戦を待たずに決まる。
プロデビュー戦 17歳、畑岡奈紗は26位
最終日を3バーディー、4ボギーで回った畑岡は「ピン位置が難しいのが分かっていながら難しい所にいってしまった」と悔やんだ。プロ初の賞金73万円を手にしたデビュー戦を振り返り、「(通算)アンダーパーで回れたのは良かった。頭を休めないと冷静な判断ができないので、体も心もしっかり休めるようにしたい」と話した。今後は国内で調整し、米ツアー最終予選会出場のため、19日に渡米する予定。