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 米国のトランプ次期大統領(70)は13日、ホワイトハウスの首席補佐官に、共和党全国委員会のプリーバス委員長を充てると発表した。首席補佐官ポストは、大統領の最側近で、政権運営に強い影響力を持つとされ、党主流派からも信頼の厚いプリーバス氏を選んだことで、党主流派との関係を重視した政権運営をするとみられる。

 米メディアによれば、当初トランプ氏は、首席補佐官に、トランプ陣営の選挙対策最高責任者だったバノン氏(62)の起用を検討。ただ、同氏は、右派で人種問題などで扇動的発言を繰り返すなど物議を醸すことが多く、共和党主流派批判の急先鋒(きゅうせんぽう)だった。トランプ氏は、バノン氏を首席補佐官ではなく、大統領顧問とすると発表した。(ワシントン=佐藤武嗣)

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