13日正午ごろ、北海道函館市の港町ふ頭から西に180メートルの海上で、フェリー・あさかぜ5号(1958トン、乗員乗客30人)とタンカー・泰光丸(749トン、乗員7人)が衝突した。両船の乗客・乗組員にけがはなく、損傷部分からの油の流出と浸水もなかった。
函館海上保安部によると、函館港の北ふ頭に向かっていたあさかぜ5号の右船首と、港口に向かっていた泰光丸の左船首が衝突した。あさかぜ5号は右船首の側面がへこみ、泰光丸は左船首の手すりが損傷した。両船とも航行に影響はなく、あさかぜ5号は運航を続けた。函館海保は重大な事故につながった恐れもあるとして原因を調べる。【遠藤修平】