サッカー女子のプレナスなでしこリーグの岡山湯郷は13日、元日本代表主将の宮間あや(31)が今月5日付けで契約満了のため退団したと発表した。宮間はクラブを通じて、「サッカーに恩返しをしていけるような道を私なりに探していきたい」とコメントした。
宮間は日テレから01年に創設された岡山湯郷に加入。09、10年に米プロサッカーリーグ「WPS」に移籍したが、その後は再び岡山湯郷でプレーした。日本代表としては、初優勝した11年のワールドカップ(W杯)ドイツ大会など4大会、北京、ロンドン両五輪など計162試合に出場し、38得点。
岡山湯郷では今季、選手起用を巡って当時の監督代行と宮間ら4選手が対立。7月末に福元美穂(33)=現INAC神戸=らとともに宮間も退団を申し入れた。8月に宮間の残留が発表されたものの、5月29日のリーグ戦を最後に一度もベンチ入りしていなかった。岡山湯郷は今季、リーグ戦で最下位となり、来季2部に降格することが決まっている。【丹下友紀子】