イラク軍 メソポタミア文明の遺跡をISから奪還
過激派組織IS=イスラミックステートが支配するイラク第2の都市モスルの奪還作戦を進めるイラク軍は、モスル近郊にあるメソポタミア文明の古代遺跡を奪還し、イラク政府は今後ISが破壊した貴重な文化遺産の被害について調査を進める方針です。
イラク軍は13日、モスルから南におよそ30キロ離れた場所にあるニムルド遺跡を過激派組織ISから新たに奪還したと発表しました。
ニムルド遺跡は、紀元前9世紀ごろ、アッシリアの首都が置かれた古代都市の跡で、およそ3000年前の彫像や石碑、巨大な宮殿のほか、王のものと見られる墓などが発掘されたメソポタミア文明を代表する遺跡の1つです。
ISは、イスラム教の極端な解釈を基に、これまで各地で貴重な文化遺産の破壊を繰り返しています。ニムルド遺跡についてもISは、古代の神殿などを破壊した際の映像をインターネット上に公開していますが、遺跡全体の被害状況は詳しくわかっていません。このためイラク政府は今後、遺跡の安全が確認されしだい、現地に専門家を派遣して、被害の状況を調べる方針で、修復や復元の方法を検討することにしています。
ニムルド遺跡は、紀元前9世紀ごろ、アッシリアの首都が置かれた古代都市の跡で、およそ3000年前の彫像や石碑、巨大な宮殿のほか、王のものと見られる墓などが発掘されたメソポタミア文明を代表する遺跡の1つです。
ISは、イスラム教の極端な解釈を基に、これまで各地で貴重な文化遺産の破壊を繰り返しています。ニムルド遺跡についてもISは、古代の神殿などを破壊した際の映像をインターネット上に公開していますが、遺跡全体の被害状況は詳しくわかっていません。このためイラク政府は今後、遺跡の安全が確認されしだい、現地に専門家を派遣して、被害の状況を調べる方針で、修復や復元の方法を検討することにしています。