居住報道を否定したヤンキース・田中将大

　フジテレビが１４日、朝の番組でヤンキース・田中将大投手（２８）の住居について謝った情報を放送したことを謝罪した。

　午前５時スタートの「「めざましテレビ」は開始直後にメーンキャスターの三宅正治アナウンサー（５３）が「お詫びです」と切り出し、「田中投手はトランプタワーには住んでいませんでした。プライバシーに関することを扱った上、十分な確認を行わずに出題し、田中投手をはじめ、関係者の皆様、視聴者の皆様に大変ご迷惑をおかけし、心よりお詫びいたします」と述べた。

　続く「とくダネ！」（午前８時から）では、米大統領選に勝利したドナルド・トランプ氏（７０）の情報を伝えた後、笠井信輔アナウンサー（５３）が「田中将大投手の住んでいるのはトランプ氏所有のビルとお伝えしましたが、田中投手はトランプタワーには住んでいませんでした。プライバシーにかかわることを放送した上に、ご本人への確認作業をしなかったことについて、田中投手、関係者、視聴者の皆様にお詫びいたします」と頭を下げ、謝罪した。

　めざましテレビは１０日放送の「もの知りじゃんけん」のコーナーで「ヤンキース・田中将大投手が住んでいるトランプ氏所有のビルは？」という３択クイズを出題。「トランプ・ワールド・タワー」を正解としたが、実際はデタラメ。翌１１日の「とくダネ！」でも田中夫妻の住居を「トランプタワー」と話した。あまりに反響が大きすぎたため田中は１１日にツイッターで、里田まい夫人はブログで「トランプタワー居住報道」を完全否定。田中は本紙に、自宅の場所をクイズにする“モラルの低さ”を嘆いた。