最近、鎌倉で「海南鶏飯を食べたいなあ」と思った時に真っ先に思いつくお店が七里ヶ浜の「ワヒネ」。あのカレーが有名な「珊瑚礁」の姉妹店で、今年の3月にオープンしたお店。七里ヶ浜くらいなら鎌倉から歩けなくも無いけれど、歩き慣れていなければさすがに少し遠いので江ノ電に乗って向かうのがおすすめ。駅を降りるとすぐ近くに海があるので、ご飯の前にちょっとゆっくりしてみるのもいいかもしれない。江ノ島もすぐ近くに。
お店は七里ヶ浜駅からは坂道を登り徒歩10分程。珊瑚礁の本店の横にある。行列のできる珊瑚礁に対して、姉妹店でありつつも空いているワヒネ。(まあ、せっかくはるばるここまで来たのなら……カレーを食べたくなる気持ちもわかる。)
海南鶏飯を頼んでから(この日はとにかくお腹が減っていたのでラージサイズ)、タイガービールを瓶で飲みながらゆっくりする時間がすごく好き。天気がよくて暖かければテラス席も気持ち良い。やっぱり海南鶏飯にはこの瓶のタイガービールだよなあ。わかってる。
海南鶏飯はパクチーのありなし、チキンの皮ありなし、骨ありなし、タレを辛口にする、など調整が可能となっている。この日はなんとなく皮無し、骨無し。それからパクチーは大盛り、タレは辛口。
綺麗に盛られた「ラージサイズ」のジャスミンライス。一粒一粒さらっとしていて炊き具合が抜群。
パクチー大盛りのチキン。鶏肉は好きだけれど「皮」はそれほど好きではない、という人には嬉しいだろう「皮なし」。肉は、シンガポールやマレーシアにいた時に食べたものと比較して、日本人向けにとにかく丁寧に処理がされている印象。(あの現地の雑な感じも好きだけれど)非常に柔らかくて、しっとりとした食感。
個人的にはやはり「皮」ありをおすすめしたい。適度にあぶらの旨味が感じられて、コラーゲンたっぷりだろうとろとろとした食感が最高。。
このお店の特に気に入っているポイントが「ソース」。
海南鶏飯について来るソースというと、甘めの黒いダークソイソースやジンジャーソース、チリソースというのが定番の中、このお店のソースは独特。左側の葱と塩が入ったやや甘めのソースも良いけれど、とにかく右側の赤と青の唐辛子がたっぷり入った「辛口」のソースがもう想像以上に辛い。そして元々チキンにかけられている中華風のソースと大きな唐辛子の辛味という組み合わせが、食欲をこれでもかと刺激し、一口食べるとクセになり止まらなくなる。辛いものが好き、海南鶏飯が好き、という人にはきっと堪らない一皿なのでは。
海南鶏飯以外にもおつまみも充実しているので、軽くつまみながら飲んで、最後にチキンライスを皆でシェア、といった使い方も良さそう。カオマンガイなら長谷の「クリヤム」。海南鶏飯ならこの「ワヒネ」。鎌倉でこういうお店が増えてきて嬉しい。
ただ、やはり自分の中の『ザ・ベスト・オブ・チキンライス』はマレーシアのイポーの老黄芽菜鶏沙河粉。あそこのは本当何が入っているのかわからないけれど、とにかく美味かった。来年は久しぶりにマレーシアへ一人旅でも行ってみようか。
ワヒネ (WAHINE)
住所:神奈川県鎌倉市七里ガ浜東3-1-1
電話:0467-39-1235
営業時間:11:30~20:30(L.O)
定休日:月曜日(祝日の際は営業、翌火曜日休み)
鎌倉七里ガ浜 珊瑚礁姉妹店 ハイナンチキンライスの店 ワヒネ / WAHINE