ピュアモルトの芯をジェットストリームに変えてみた
ピュアモルト
こちらはボールペン『ピュアモルト』。
本体の素材にウイスキー樽を採用した、木のぬくもり溢れるペンです。
素材には、ウイスキー樽を再利用したホワイトオークを採用
ボディには、ウイスキーの熟成樽に使用されたホワイトオークを再利用しています。100年素材とも称されるホワイトオークは、樹齢およそ100年程度の木がウイスキーの樽材として使用されます。50〜70年で樽としての寿命を終え、熟成力がなくなった樽は分解されます。その曲がった板をまっすぐに戻したものが、ピュアモルトシリーズの材料となります。
長い年月を経た後に木板として新たに生まれ変わったホワイトオークは、ナチュラルであたたかみのある質感を持っています。
高級ボールペンなのですが、金額的にはAmazonで800円以下で購入できるほど。
握ったときに感じる木の質感、肌触りがとても良い。そして、木なので使えば使うほど味が出てきて愛着が湧いてきます。それはうっとりするほどに格好いい…!
しかし残念なことに、肝心のインクがいわゆる『なめらかボールペン』のものではないのです。ジェットストリームやアクロボールといったなめらかボールペンは書き心地が非常になめらかで、すらすらインクが出てくるので書いていて気持ちがいい。
ピュアモルトにもなめらかボールペンの書き心地が…。
と思って調べてみたら、なんとスタイルフィットシリーズのジェットストリームリフィル(SXR-89-07)を使えば実現可能らしい。
ピュアモルト✕ジェットストリーム
そんなわけで早速買ってきました!
こちらがスタイルフィットシリーズのジェットストリームリフィル(SXR-89-07)。
右がピュアモルトの純正の芯。
左がスタイルフィットシリーズのジェットストリーム芯。
どちらも長さと太さが同じというところがポイント。長さと太さが同じだからこそ、ピュアモルトにジェットストリーム芯を入れられるのです。
ただし、スタイルフィットのジェットストリーム芯にはスプリング止め(突起)がありません。
このままピュアモルトにジェットストリーム芯を入れてもバネがかからないため、スプリング止めを作ってあげましょう。
そこで用意したのが布テープ。百均やドラッグストアなんかで売っているようなやつです。
純正の芯についていたスプリング止めの高さに合わせて、スタイルフィットのジェットストリーム芯に巻いてあげましょう。
今回は布テープを使いましたが、他のテープでもバネが止まりさえすれば大丈夫です。ラジオペンチを炙って、芯を挟んで溶かすという方法もあります。
これは布テープを分厚く巻きすぎたせいで芯が通らなかった…つまりNG写真です。布テープなら2巻くらいでちょうどいいくらいです。
布テープを巻き直して、今度こそOK!
純正のインクとジェットストリームのインクを比較してみましょう!
上が純正芯で書いたぐるぐる、下がジェットストリーム芯で書いたぐるぐる。
書き心地はやはりジェットストリームのほうが遥かにいいですね。ピュアモルトでこの書き心地…最高です!
この写真ではわかりづらいですが、インクの濃さも全然違います。
写真の明るさをいじってみました。ジェットストリームのインクのほうが黒色が濃いのがわかります。
まとめ
ピュアモルトの高級感にジェットストリームの書き心地と濃さ…まさに理想のボールペンになりました!
ピュアモルトで木の温もりや肌触りを感じつつ、ジェットストリーム芯ですらすら書いて気持ちがいい…。
ピュアモルト✕ジェットストリームで、高級ボールペンの格好良さや風合いと、なめらかボールペンの書き心地を楽しみましょう!