宮崎駿監督…２０１９年完成、長編の構想「作れるだけの金かき集めてください！」

　スタジオジブリの宮崎駿監督（７５）が、１３日午後９時からＮＨＫで放送された「終わらない人　宮崎駿」で長編の新作を製作する計画があることを明らかにした。

　番組では、宮崎監督が長編の構想を記した「長編企画　覚書」と書かれた書類が映し出された。鈴木敏夫プロデューサー（６８）に提示された覚書は、内容の部分はモザイク処理がされ、見えないようにされていたが、「小生７８才　生きているかな？」の言葉と共に２０１９年に完成と記されていた。

　さらに、宮崎監督は冗談半分の様子ながらも鈴木氏に「この映画作れるだけの金かき集めてください。こういうことが起きるかもしれないですよ」と話すシーンも。実際にカットを描いている様子もあり、現実味が感じられるものだった。

　宮崎監督は１３年に公開された「風立ちぬ」がベネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品された同年９月、長編からの引退を発表。その後は、東京・三鷹市の「三鷹の森ジブリ美術館」内で上映する短編などを製作していた。