仲程雄平
2016年11月11日16時57分
名古屋市中区で活動する「地下アイドル」のファンが、事務所を運営する男から現金を脅し取られたとされる事件。先月、中署が男を逮捕した後も、所属アイドルたちは舞台に立ち続けている。夢見るアイドルたちにつけいり、それを利用する悪質な事務所もある、と弁護士は警鐘を鳴らす。
文化の日の3日午前。この事務所が使用する名古屋市中区の劇場を訪ねた。
ワンドリンク500円。集まった約20人のファンの中には、若者に交じって中高年の男性の姿も見られた。舞台で踊るアイドルたち。それに合わせて、ファンたちはペンライトを振り回して踊り、かけ声をかける。こぢんまりとしたホールは、熱気に包まれた。
「地下アイドル」は、大手事務所に所属せずライブハウスなどで活動するアイドルたちのこと。ファンとの距離が近いことが売りだ。この日、アイドルたちはライブ後、ロビーでグッズを売り、ファンと一緒に写真撮影をしていた。
別の日に劇場にやってきた男性ファンは「長年応援しているので、(男が逮捕されたことは)関係ない。これまでと何も変わらないです」と話した。
「日本武道館を目標に、みんなで上がっていこうと頑張っていました」
逮捕された男の事務所に所属していた元アイドルの女性は振り返る。男は芸能人と仲が良いことを強調し、「日本武道館に連れて行ってやる」と言っていたという。
だが、何かミスすると土下座させられ、「くそ女」などの暴言なども浴びせられた。さらに事務所と関係がある飲食店で安い賃金で働かされ、ただ働きする時もあったといい、耐えきれずに脱退した。
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朝日新聞社会部