11月12日 09時31分
中部空港会社の中間決算は訪日外国人の増加で5年連続の増収増益となりました。
一方、いわゆる“爆買い”の減速やエアアジアジャパンの就航が遅れているため、来年3月までの1年間の業績予想は下方修正しました。
中部空港会社が、11日、発表した今年4月から9月までの中間決算は、売り上げが273億8000万円で、前年度の同時期より0.3%増加し、営業利益も42億3000万円で2.5%増加しました。
これは、中国を中心とする訪日外国人が去年より早いペースで増えていることから、空港利用料などが増加したためだということで、5年連続の増収増益となりました。
一方、免税品などの売り上げは、国際線利用者の1人あたりの購入額が前年度の同時期に比べて平均で2割ほど減っていて、いわゆる“爆買い”の減速が伺えるということです。
中部空港会社の友添雅直社長は、「爆買いが底を打ったかどうかは見通せないなか、商品の置き場所などを工夫しながら売れる商品を見つけたい」と話していました。
また、中部空港会社はエアアジアジャパンの就航が遅れていることから、来年3月までの1年間の業績予想で航空機の利用者数を当初の見込みより30万人少ない1120万人に減らしました。
これに伴って、売上高も52億円少ない540億円に下方修正しました。
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