11月11日 19時12分
東海地方でつくられ出荷を控えた日本酒の品質を確認する国税局主催の鑑評会が名古屋で開かれました。
酒への課税や品質管理を行う国税局は日本酒の消費を増やそうと、新酒の出荷を控えた毎年この時期に製造技術や品質確認しています。
名古屋国税局が、11日、利き酒会と称して開いた鑑評会には愛知、岐阜、三重、静岡の4県で仕込まれ、出荷を控えた日本酒232銘柄が用意されました。
鑑評会には、それぞれの県や酒造メーカーの担当者も参加して、香りを嗅いだり口に含んだりして国税局の鑑定官とともに品質などをチェックしました。
国税局によると、仕込みが行われたことしの初めごろは、寒暖の差が大きく、出来栄えが心配されましたが、杜氏が細心の注意を払って品質管理に努めたため、まろやかな香りや上品な甘みなど、高い品質に仕上がったということです。
静岡県にある酒造会社の担当者は、「自分の会社の酒とはひと味違う他県の日本酒を味わえました。今後、参考にしたい」と話していました。
名古屋国税局の石田謙太郎鑑定官室長は「最近は若い女性を中心に高い品質の酒に関心が高まっている。品質の高さを確認したので、ぜひ、飲んで頂きたい」と話していました。
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