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“ながらスマホ”危険を体験

11月11日 19時12分

“ながらスマホ”危険を体験

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愛知県豊川市の高校で、スマートフォンを操作しながら自転車に乗ったり、歩いたりすることの危険を学ぶ交通安全教室が開かれました。
交通安全教室は豊川市にある県立国府高校が開き、生徒約650人が参加しました。
交通工学が専門で愛知工科大学の小塚一宏教授が講師を務め、スマートフォンを操作しながら自転車に乗ったり歩いたりすると、視野がどうなるかを生徒の頭に視線の動きを示す装置をつけて実験しました。
その結果、自転車に乗りながらスマートフォンを操作すると、歩行者が前を横切ったり、近づいたりしても注意が向かず、ふらつくこともわかりました。
いわゆる“ながらスマホ”をめぐっては、10月、愛知県一宮市で、「ポケモンGO」をしながら運転していたとみられるトラックに、小学生がはねられて死亡しました。
この事故を受けて、一宮市の市長が愛知県の大村知事や県内の市長らに対し、事故の再発防止に向けて連携して取り組むことを呼びかけました。
中野市長は記者団に対し、「死亡事故に限らず、事故に至らないようなケースも含めて一元的に把握できていないのが現状だが、問題意識の共有ができたと思っている。
解決に向けた新たな流れとなるよう期待したい」と述べました。
また、愛知県の大村知事は「大変深刻な問題だと受け止め、県内の自治体や関係者と情報を共有し、国への要望なども含めて、具体的にどのように取り組んでいくか検討したい」と述べました。

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