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日本画巨匠3人の作品展

11月11日 09時35分

日本画巨匠3人の作品展

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横山大観ら3人の日本画家の巨匠が、同じテーマで描いた作品などを集めた展示会が三重県菰野町で開かれています。
菰野町のパラミタミュージアムには明治から昭和にかけて活躍した、横山大観と川合玉堂、それに川端龍子の3人の日本画の巨匠が描いた70点余りが展示されています。
3人はかつて画商の企画で雪月花や松竹梅をテーマに共同で掛け軸を制作したこともあります。
雪月花を題材にした昭和29年の作品では、横山大観が空に散る桜の花吹雪を繊細な筆運びで、色彩豊かに「雪」を表しています。
川合玉堂が家屋や木々を得意の墨でモノクロで描くことによって月明かりの「月」を表しているほか、川端龍子はあゆが泳ぐ水面に落ちた花びらを淡い色で表現して「花」を表していて、同じテーマの中で三者三様の作風を見ることができる趣深い作品となっています。
四日市市から訪れた69歳の女性は「線の描き方や作風がそれぞれ異なっていて興味深かった」と話していました。
展覧会は11月13日まで開かれています。

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