Nスタ ニューズアイ 2016.11.09


ついに決着。
公職経験ゼロで、暴言王とまで呼ばれたドナルド・トランプ氏に軍配が上がった。
決着の瞬間まで大混戦を極めたアメリカの大統領選挙。
第45代アメリカ大統領の座につくのはまさかの大番狂わせ。
大混戦の末に勝利を収めたドナルド・トランプ氏。
両候補にとって、決戦となる一日の始まりは自らの投票だった。
熱烈な歓迎を受けるクリントン氏。
一方、トランプ氏は…なんとブーイングの嵐の中投票所へと入っていった。
そして、ニューヨークの中心部では…トランプタワーの前、ちょっとご覧いただけますか。
清掃局の車がたくさん並んでいます。
そして荷台には、砂が大量に積まれているようなんですよね。
車で突っ込んでこられてもブロックできるようにということのようなんです。
トランプタワー周辺では厳重な警備が敷かれる中、お祭り騒ぎ。
こちら、ニューヨークにあるバーなんですが、まるでスポーツ観戦をするかのように大統領選の行方を見守っています。
しかし、勝利の女神はなかなかどちらにも微笑まない。
日本時間午前11時時点で68人対66人と互角の戦い。
トランプ氏も厳しい顔で情勢を見つめる。
しかし、状況が一変したのはオハイオ州でのトランプ氏の勝利だった。
オハイオ州を制する者は大統領選挙制すとも言われ、これを皮切りに激戦州ノースカロライナに続き、フロリダでも勝利。
トランプさんがやや優勢ということが伝わりますと、皆さんちょっと肩を落としているような状況です。
しかし、落ちたのはクリントン陣営の肩だけではない。
日本では、トランプ氏の優勢が伝えられるたびに株価が下落し、一時1000円を超える値下がりを見せた。
こうした中、クリントン氏は選挙人55人を誇るカリフォルニア州で予想どおりの勝利を収めるも、トランプ氏の得票数には届かない。
トランプさんの勝利がほぼ確実となりました。
ご覧のように、ここ六番街なんですが、歩道は人でいっぱいです。
そして日本時間午後5時前、クリントン氏が敗北を認めトランプ氏の勝利が決定した。
大歓声の中、登場したトランプ氏は勝利を宣言。
次期大統領として初めての言葉。
世論調査やメディアの予測を大幅に覆す結果が出ました。
トランプ氏は数々の暴言、そしてスキャンダルにもつぶれることはなく、次期大統領になることが確実となりました。
政治経験はゼロ、拝外主義的な思想を唱え憎しみや怒りをあおり続けた人物が世界のリーダーの1人になるわけなんです。
ワシントン支局長の緒方さんに話を聞きます。
大方の予想を覆す結果となったわけなんですが、トランプ氏の勝因は一体どこにあるんでしょうか?やはりアメリカ社会の格差の問題、ヒスパニック系の人口の増加、テロへの恐怖といった、アメリカ国民が感じている不安とか不満、これが予想以上に大きかったというのが1つあります。
そして、経済状況が厳しい地方に住む人たちからの今の政府や大手メディアの不信感が非常に大きかったと。
そういう背景がある中でトランプ氏が、特に白人の低所得者層が感じている不安や不満を、その原因を既存の政治家とかメディアとかマイノリティーに向けて、彼らのせいでこういうふうになっているんだという戦略的な部分は当然あったと思うんですね。
結局、その結果、共和党の地盤だけでなく、本来民主党が強い州でもトランプさんの票を伸ばすことになりましたし、激戦州をかなり今回制しているんですよね。
これもトランプ氏のそういった作戦が成功した部分があると思いますね。
もう1つ言わなければいけないのは、2期8年にわたる民主党政権を変えたいという国民の潜在的な意識が当然ありましたし、アメリカ初の女性大統領を目指すというクリントンさんだったんですけれども、女性初の大統領を誕生させるという熱意みたいなものが実はあまり、この選挙キャンペーンを取材していて感じられなかったんですね。
そういうところが、トランプ氏が結局、大統領になるという結果になった理由だと思います。
本当に驚きの結果でしたよね。
ここでトランプ氏、クリントン氏、両陣営の集会が開かれていた会場から中継です。
まずトランプ氏の勝利宣言を間近で聞いた川西さんです。
トランプ氏の集会会場です。
トランプ氏、私の後ろのあちらの壇上でおよそ1時間ほど前に20分程度の勝利演説を行いました。
そして、この会場はまだ興奮冷めやらぬ支持者の方々が写真撮影をしたり、会話をしています。
トランプ氏は選挙戦で厳しく批判してきたクリントン氏の健闘を称えただけでなくアメリカが1つに結束する時が来たですとか、アメリカが第一だが、ほかの国も公平に扱うなどと述べました。
総じてこれまでの過激発言、トランプ節は鳴りを潜め、大統領としての発言に努めている印象を受けました。
一方で挑発的な言動でアメリカ国民をあおり分断や対立を招いてきたのはほかならぬ、トランプ氏だったわけです。
自らの発言がブーメランのように返ってくる中で今後、どのようにアメリカを1つにまとめ、トランプ氏の言う偉大なアメリカをもう一度実現するのか、そこが問われることになりそうです。
こちら、クリントン候補の勝利集会の会場になるはずだった場所です。
こちら一時は支持者の方がたくさんいたんですけれども、今は一人としていません。
そして、目をやりますと、アメリカの地図をかたどった凝った舞台だったんですが、無残に片づけられています。
さらに、あちらは女性初の大統領誕生かという期待を込めて世界各国からメディアが集まり、立錐の余地もなかったんですが、今は皆さん、後片付けをしているところです。
こちら上ですね、実は特徴的な演出がありましてクリントン氏が破ろうとしていたガラスの天井なんですね。
しかし、この願いも虚しく、大接戦の末、敗れました。
オバマ大統領夫妻、クリントン元大統領、さらには有名歌手などをフル回転させてトランプ氏は国を分断すると非難をしてきただけにそしてまた直前まで優勢が予想されていただけに今回の敗北、ダメージははかり知れません。
さらに民主党としても、同時に行われました連邦議会の上院、そして下院も結局共和党が過半数を維持することになりましたので、厳しい時期が続くことになると思います。
先ほど陣営のトップ、ポデスタ氏が出てきまして、クリントン氏、今日は投票の後、姿を現していないんですが、発表は明日になるだろうと言っておりました。
最悪のシナリオが現実となりましたクリントン候補、失意の、屈辱的な敗北宣言は明日になりそうです。
緒方さん、もう一度話を伺いたいんですが、今回の選挙戦なんですが、格差とか人権まさにアメリカの価値観に関わる問題が焦点になりましたね?選挙戦でズタズタになってしまったアメリカの社会の価値観、アメリカ社会全体をどのように修復していくのかが課題でしてこの点についてトランプ氏は早速、勝利演説で分断の傷を癒やさなければならない、すべてのアメリカ国民の大統領になると和解と結束を呼びかけているんですよね。
しかし、女性やヒスパニックに対する暴言を繰り返してきたトランプ氏が本当に国民の信頼を得られるのかは、ちょっとわかりませんね。
それからトランプ氏は公約でメキシコとの国境に壁をつくると言っているんですけど、本当に実現できるのかという疑問視をする声も出ています。
トランプ大統領の誕生というのは日本政府関係者の話を聞きますと皆一様に警戒しているわけですよね。
例えばTPPや日米同盟への影響が非常に心配なんですけど?TPPについては、トランプ氏だけでなくクリントン氏も現在のTPPには反対だと言っていましたから、大統領選が終わった後、オバマ大統領の任期が終わるまでの来年1月までの間のいわゆるレームダックセッション、国会の会期中に何とか承認してくれないかということを期待して、国内でそのためにTPPについても審議を急いでいたりしたことがあるんですが、ところがトランプ氏は、TPPからの即時離脱を宣言しているんですね。
それを知っていますから日本の外交官は以前からトランプ氏が大統領になるようであればTPPは終わりだと嘆いていました。
それから日米同盟の問題ですけれども、トランプ氏は日本などの同盟国に対しては不公平だと言っていまして、アメリカ軍の駐留経費の負担の増額を求めていますよね。
日本は既にほかの同盟国より多い、7割近くを負担しているわけですけれども、これについては、アメリカ国防総省の幹部が明らかに勉強不足で、同盟の役割を理解していないと批判していました。
ただ、これは実はアメリカ人の本音を代弁している部分でもありましてそうなりますと、トランプ政権ができたときに日本政府は難しい対応を迫られる可能性もあります。
トランプ氏については、本当にポピュリスト的な、キャッチフレーズだけが躍って政策の実現性を疑問視する見方とか、大統領としての資質を問う声も多いわけでその手腕も本当に未知数で、当面はどのような政権像を目指すのかが注目されると思います。
今回の選挙でアメリカの有権者は女性初の大統領を選ぶことはありませんでした。
事前に調査とか予測を裏切る結果にトランプ支持者の1人は、ブレクジットと書いたバッジを胸につけてイギリスのEU離脱と同じだ、民衆の怒りがこの結果をもたらしたんだと話しました。
トランプさんはこういうアメリカ社会の本音を酌み取る能力にたけていた一方でアメリカ社会に覆い隠されていた人々の憎悪や憎しみを引きずり出した、その責任を負っているのは間違いありません。
さて、このトランプ氏勝利の衝撃は世界を駆けめぐっています。
今もニューヨークでの話の中にありましたけれども、選挙戦でトランプ氏が打ち出してきた政策といいますのは今後、経済、また安全保障面など日本にも大きな与えるという指摘が多く出ています。
こちらは今日の東京株式市場での光景です。
日経平均株価の下げ幅が一時1000円を超えました。
まさかのトランプ氏の勝利。
最も激しく反応したのが金融市場だった。
証券会社では朝から右往左往する証券マンの姿が。
午前10時頃まではクリントン氏優勢の情勢に上昇していた日経平均株価。
しかし…市場には大きな動揺が広がっていてご覧のように円高・株安が進んでいます。
午前の取引終了直前にトランプ氏の激戦区での優勢が伝わると一気に下落。
午後には外国為替市場で比較的安全とされる円を買う動きが広がり、1ドル=101円台をつけるなど一日で4円近い円高となった。
これに伴って、株価は一段と下落。
一時1000円安を記録した。
株式市場はトランプ氏の勝利が確実となる前に取引を終えたが、昨日より919円の値下がりとなった。
なぜトランプ氏は経済的なリスクになっているのか。
トランプ氏はこれまで、メキシコなどが加盟する北米自由貿易協定=NAFTAから離脱すると発言。
TPP=環太平洋パートナーシップ協定にも反対している。
専門家は、今後、日本は政策の大きな見直しを迫られる可能性があると指摘する。
先ほどは経済面での影響をご覧いただきましたけれどももう1つ、安全保障面での影響が非常に気になります。
といいますのも、このトランプ氏は在日アメリカ軍の駐留経費を日本はもっと負担すべきだと主張するなど過激な発言を続けてきました。
しかし、この安全保障と言いますのは日本は日米同盟を基軸としています。
日本政府はここにどう向き合っていくんでしょうか。
国会記者会館の岩田記者と結びます。
トランプ氏の勝利については政府関係者の中からもどうしてこんなことになったんだろうですとか、どんな影響が出るのか全くわからないといった衝撃が広がっているんですが、安倍総理は早速トランプ氏に祝辞を送りまして、協力していきたいという考えを強調しています。
安倍総理はトランプ氏への祝辞で、トランプ次期大統領は強いリーダーとして米国を導こうとされていますと勝利を称えた上で日米同盟は国際社会が直面する課題に互いに協力して貢献していく希望の同盟であり、手を携えて世界の直面する諸課題にともに取り組んでいきたいと思いますと、協力していきたいという考えを強調している。
日本政府内では、最後はクリントン氏が逃げ切るのではないかという見方が強かったんですが、結果が出た以上、無駄にできる時間はありません。
安倍総理はトランプ氏との信頼関係をつくるため河井総理補佐官を来週月曜日にアメリカに派遣して、新政権の関係者と会談させることにしています。
ある政府関係者はトランプ氏も共和党だし、安全保障分野での関係は変わらないだろうと話してはいるんですが、トランプ氏の出方次第では日米関係の歴史的な転換点となる可能性もあります。
外務省幹部からは、日本にとってはトランプ氏の特に中国と北朝鮮に対する政策が焦点になる、アジアに積極的に関わっていくこれまでの政策を大幅に見直せば中国の尖閣諸島への領海侵入などの動きが強まる可能性もあるし北朝鮮に足並みの乱れを突かれかねないとの分析が出ていました。
日本政府にとってはこれまで比較的安定していたアメリカとの関係強化に改めて本腰を入れて取り組む必要が出てきたようです。
日本政府の中にも動揺が広がっています。
今回のこのトランプ氏の勝利について海外から反応が入っています。
まず、韓国の主要テレビ局は、トランプ氏の勝利宣言を一斉に生中継で伝えました。
在韓アメリカ軍の経費削減やアメリカに有利な貿易政策を訴えてきたトランプ氏の勝利に対して、韓国のメディアは外務省は当惑しているなどと伝え、新政権の外交方針に注目している。
また、中国の新華社通信は、トランプ氏が勝利宣言で、私たちは敵意を持つのではなく共通項を求めていくと述べたことを引用し英語版で報じている。
そして、ロシアのプーチン大統領。
プーチン大統領はトランプ氏に電報を送った。
その電報で米露関係が危機的な状況を乗り越え、重要な国際問題の解決に向け効率的に共同で作業できると期待を表明したとのこと。
さらに先日、日本にもやってきたフィリピンのドゥテルテ大統領だがトランプ氏の勝利を祝福し、アメリカとフィリピンの関係を強化するために一緒に仕事ができるだろうと述べた。
アメリカのオバマ大統領に対して批判的な発言を繰り返していたドゥテルテ大統領ですが、アメリカとフィリピンの関係を強化するために一緒に仕事ができるだろうと述べています。
お伝えしていますように、アメリカ大統領選挙で共和党のトランプ候補が民主党のクリントン候補から敗北を認める電話を受けて勝利を宣言しました。
今回の大統領選挙でアメリカCBSテレビはこの番組は字幕番組です2016/11/09(水) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
Nスタ ニューズアイ【米大統領選速報】[字]

取材経験豊富な竹内明を中心に、佐古忠彦も新加入。TBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えます。

詳細情報
番組内容
きょうのニュースを速く深くわかりやすく。徹底取材したVTRに加え、今さら人に聞けないニュースのポイントもわかりやすく解説。政治・経済・事件はもちろん、身近なニュースや生活情報もお伝えします。「Nトク」では全国各地で起きているホットな出来事を徹底的に掘り下げます。
出演者
【Nスタ ニューズアイ】
竹内明(TBS報道局)
佐古忠彦(TBS報道局)
加藤シルビア(TBSアナウンサー)
制作
▽番組HP
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