情報ライブ ミヤネ屋 2016.11.09


こんにちは。
11月9日水曜日、情報ライブ、ミヤネ屋です。
さて、アメリカの大統領選挙なんですが、まあ、この時間までに、大統領は当然、決まると思ってたんですが、大接戦になっておりまして、まだ予断を許さない状況です。
選挙人の獲得数、現在の状況なんですが、過半数270を取ったほうが大統領になるということなんですが、今、トランプ氏が244、クリントン氏が209ということで、さあ、ここからはアメリカ大統領選挙を40年取材してらっしゃいます、国際ジャーナリスト、内田忠男さんです。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
内田さん、これはしかし、トランプさんが大健闘って言っていいんですか?
というか、もう、予想以上ですね。
びっくりしました。
ということで、今244と209。
270が一つ、過半数ということになるんですが。
これ、勝ちますよ、このまんまいくと。
勝っちゃう?
うん。
これね、ニューヨークのクリントン陣営は、春川さんと近野さんがいるんですが、まず春川さん。
ニューヨークにありますクリントン陣営、クリントンさんの集会会場です。
宮根さん、なんかあの、ここの現場にいてですね、私、正直言うと、ちょっとどきどきしてきました。
周りの人たちもですね、トランプさんがこの州勝ったと言うたびに、なんというか、ため息みたいな声も上がりますし、逆にクリントン候補がこの州を取ったということで歓声も上がりますし、なんかこう、メディアの人たちも、これはひょっとしたらトランプさんが勝つ、トランプのほうが勝つという、だんだん雰囲気になって、この会場は、私の周りにいるメディアも含めて、すごくぴりぴりした雰囲気になってきました。
いわゆる、クリントンさんを応援してらっしゃる方、その会場を埋め尽くしてるんですけれども、その方々たちも、ちょっと不安げな感じということでしょうか。
そうですね。
こちらから見てると、ちょっと下を向いている方もいらっしゃいますし、それと後ろにモニターがあるんですね。
そこにテレビ局の速報が出るんですけれども、そこでクリントンさんが優勢だという州の結果が出れば、わーっと歓声が上がりますけれども、その回数もあんまり多くなくてですね、なんとなく会場全体が緊張してるというか、どんよりした空気が流れてますね。
これ、どちらが勝つかは別にしてですね、真夜中のニューヨーク、クリントン陣営、トランプ陣営にも、本当、立すいもないぐらい人が集まるっていうのは、やっぱりすごいですね。
いや、本当にね、今回の大統領選挙は、ものすごく注目が集まってますし、クリントンさん、勝つんじゃないかといわれてたのに、トランプさんが本当に予想外の善戦なので、非常に、こう、みんなが、どうなるんだろうかということで、この国の行く末だけではなく、世界中に影響することなんで、非常に注目されてますね。
そこで、私だけで今回、やらせていただこうとおもってたんですけれども横にですね、ワシントン支局の近野支局長がいらっしゃいますので、今のこの現状を、簡単にちょっと、ご報告いただこうかと思います。
先ほど、スタジオでも紹介ありましたように、クリントン候補、民主党のクリントン候補は、これまで17の州で209人の選挙人を獲得、そして共和党のトランプ候補は24の州で244人の選挙人を獲得しています。
過半数は270人ですので、トランプ氏のほうは残り26人。
今、残っている州の数が10、10の州が残っているんですが、例えば、北東部のこのペンシルベニア州。
こちらは選挙人29人、1つの州だけで選挙人29人ですので、例えばペンシルベニア州をトランプ氏がこのまま取ってしまうと、その時点で大統領に決まると。
ペンシルベニアは?20人ですね。
失礼。
そうですね、20人ですね。
これと、さらにいくつかの小さい州があります、それを足し上げますと、限りなく近くなってくる、近づいてきているという状況になっております。
それから、近野さん、一つポイントになるのがミシガン州の選挙人が、これ、16人いるんですよね。
そうです。
ここも一つ、ポイントになってきますよね。
そうですね。
ミシガン州16人を落としますと、計算上はクリントンさんは、ウィスコンシンとかネバダとか、ニューハンプシャーとか、いくつかの州、残ってるものすべてで勝たないと、だんだん苦しくなってくると。
今、残りまだ61人、過半数には足りませんので、ミシガン州というのも確かに一つの鍵を握る州になってきてますね。
近野さん、ずっと取材をされてきてですね、トランプさんが予想以上に善戦というか、ひょっとしたら勝ちに近づいていってるんじゃないかっていう、この流れっていうのはどう思います?
私も、この会場にきょう、半日前にここに入った時点では、こういう展開になるとは、まさかという形で、思っておりませんでした、正直申し上げて。
アメリカのメディアも、この世論調査の数字を見ますと、クリントン氏がずっと多少のリードを保ったまま、きょうの投票日を迎えていました。
支持率がきょうの時点で、3.3ポイントの差だったんですね。
ですので、その3.3ポイントの支持率の差、そして、各州ごとの情勢を見ていったときに、選挙人の数を積み上げれば、クリントン氏のほうは3.3ポイントの支持率の差以上に、実は優勢なんじゃないかというふうに見られていました。
ところが実際ふたを開けてみますと、予想外のこのトランプ氏の善戦というのが、日本時間の午前中の段階まで善戦という状況でしたけれども、今や、この午後2時になりますと、善戦どころか、大接戦。
さらには一歩リードしているという状況だと言って過言ではないと思います。
この原因なんですけど、言われておりました、隠れトランプファンという方がいらっしゃる。
それからやっぱり、訴追しないとはいいながら、やっぱりクリントンさんっていうのはメール問題っていうのが、またもう一回出てきた、そういう影響もあるんでしょうか。
そうでしょうね。
世論調査の中では、やはり、なかなか見えにくい数字であり、かつ私たちが取材をしてましても、トランプ氏のファンなんだ、トランプ氏に投票するんだと公言する人というのが、意外と少ないというのは、宮根さんがおっしゃった、隠れトランプという要素も多分にあったんだろうと思います。
そして10月28日に、クリントン氏のメール問題というものが再捜査が発表されまして、これでトランプ氏、がぜん勢いづきました。
10月の初めの段階では、女性蔑視の問題ですとか、そういった言動が次々に襲いかかりまして、いっときはこれは勝負あったかなという状況まで来たわけですけれども、このメール問題の再捜査でもって、トランプ氏は息を吹き返しました。
投票日の2日前になりまして、クリントン氏は、結局訴追されないという結論、出たんですけれども、この状況を見ますと、かなりやっぱりメール問題というのも、有権者の投票行動には影響していたのかなというふうな印象がありますね。
春川さんに話を聞きたいと思うんですが。
宮根さん、ミヤネ屋でも何度かご紹介しましたけど、激戦州の中で、アメリカの標準州といわれたオハイオ州ありましたよね、1964年以来、そこで負けた人は誰も大統領になれてない。
これ、やっぱりトランプさんが勝ってるんですよね。
このジンクスもね、やっぱり、非常に気になるところですし、まあ、フロリダに勝てば、クリントンさん、大丈夫じゃないかと言われてたのに、ここをやっぱり、取られてしまってから会場の雰囲気もがらっと変わりましたね。
あとやっぱり、僕、春川さん、一つ思うのは、どちらが勝つにせよ、大接戦なわけで、アメリカを二分する選挙になったわけですよね。
じゃあ、どちらかが大統領になったときに、アメリカっていう国が一つにまとまれるのか。
僕、これ、分断した傷っていうのは相当深いと思うんですけれども。
私、取材してて、2000年ですね、2000年にブッシュとゴアの大統領選挙あったときに、大接戦になって、1か月以上決まらなかったんですね。
そのとき、票の読み直しまでやったんですけども、でも、そのときも、負けたゴアさんは、得票数は上回っていたんですけれども、潔く、要は負けを認めて、一つになろうというふうに呼びかけたんですね。
それがアメリカの伝統なんですよ。
だから今回は、ちょっと心配なのは、やっぱりトランプさんが負けた場合、トランプさんは、要は勝った場合だけ、選挙を認めるって言ってるので、クリントンさんが負けるようなことがあれば、クリントンさんはたぶん、民主主義っていうことを非常に理解されているので、負けを認めて、勝者をたたえると思うんですが、本当に僅差でトランプさんが負けた場合は、裁判に訴えることもあるでしょうし、負けを認めずに、いつまでも泥試合が続くという心配はやっぱり2000年の選挙を取材して、私は非常に心配ですね。
これ今、日経平均出ましたけど、1000円下げてますね、日経平均が。
トランプさんが勝てば、これ、株価は下がるって言われてたんですが、今、後場に入りまして、下げ幅がなんと1日で1006円93銭まで下げてるということで、これ、マーケットも敏感に反応しているという。
円も101ですね。
円も105円だったんですよ。
101円にあっという間になったということなんですが。
アメリカのメディアも伝えてますけれども、アメリカでもやっぱり、株が乱高下してるんですよね、だから私、ここに取材してて思うのは、思い返すのは、宮根さんもそうでしょうけども、イギリスのEU離脱の国民投票のときに、私たちも直前までは、まさか最後は、やっぱり常識働いてと思ってましたよね。
私はなんか、あのときの雰囲気にちょっと近づきつつあるんじゃないか、マーケットもやっぱり、それに対して非常に敏感になってるんじゃないかという気がしますね。
今、どんどん下げて、1013円までいきましたけど、近野さんにお聞きしたいんですけれども、やっぱりトランプさんのこの票の伸び方っていうのは、一つ、アメリカのいわゆる労働者階級といわれる方、それから中産階級といわれてる方も含めて、アメリカの中にいろんな不満が渦巻いてて、まあ、実態は分かんないけど、なんか変えてくれるかもしれないなという期待感というのが、トランプさんにあるんでしょうか。
そうでしょうね。
これはオバマ大統領が誕生したときのキーワードのチェンジというものとはまた多少、性質違うと思うんですよね。
特に、先ほど話のあったオハイオ州、それからその周辺、ゴダイコの周辺辺りは、工業立地としては、非常に著名な地域なわけですけれども、国外に工場が流出していきまして、雇用が減っていく、自分たちの暮らし向きも悪くなる。
そこへもってきて、各国からの移民がやって来るということで、どうもその白人の中所得者、低所得者の労働者の層というのは、どうも自分たちがわりを食ってるんじゃないかという不満はずっとうっ積していた。
このうっ積している不満を、非常に分かりやすく体現して、政策にしているのがトランプ氏なわけですから、非常に魅力的に感じたのは事実そうでしょう。
それからやはりどうしても選挙になりますと、外交や安全保障の問題もさることながら、自分の身の回り、半径5メートル、半径2メートル、1メートルの暮らしの先行きはどうなるのかっていうことが、有権者にとっては最大の関心になりますので、そういった有権者の不満と内向きな志向というものを、トランプ氏は見事に吸い上げて今、この善戦、リードにつなげていると言っていいと思いますね。
分かりました。
また後ほどよろしくお願いします。
現在なんですが、トランプ氏が244、それからクリントンさんが209ということで、これまた差が広がりました。
さあ、今度はトランプ陣営から最新情報です。
田口さん、盛り上がってますか?
そうですね。
こちらトランプ陣営、次々にトランプ氏が勝利確実の州を増やしていくと、大きな歓声が上がっています。
もう一度、繰り返しますが、トランプ氏は激戦州、オハイオ、ノースカロライナ州、そしてフロリダ州も勝利の見通しとなりました。
重要な激戦州を、次々とトランプ氏が勝利確実にしたことで、トランプ氏、一歩リードしているといえます。
こちら、今。
かなりの歓声ですね。
すみません、ちょっとこちらがうるさくて、もう一度お願いできますか?
ものすごい歓声が聞こえますね。
そうですね。
こちらはトランプ…ということで、保守系のFOXニュースがずっとかかっているんですけれども、そちらでトランプ氏優位な情報が流れるたびに、かなりな、大きな地鳴りのような音がしています。
田口さんもずっと取材されてたと思うんですけれども、このトランプさんの躍進の原動力っていうのは、なんだと思われますか?
そうですね。
やはり先ほどありましたが、見えない不満、社会に対する不満、あとは移民に雇用を奪われている白人の人たちの不満。
これまで今までは表立ってはいなかった、表立って言ってはいけないんだろうという雰囲気の中で生きてきた人たちが、トランプ氏が公言する、表で言うようになって、これは口にしていいんだという、まさしくその今までアメリカ人が、アメリカの白人労働者層が抱えていた不満というのを、トランプ氏がパンドラの箱を開いてしまった、それが大きな原動力になっているのかなと感じます。
しかし、女性蔑視発言があったりとか、国境に壁を作るという、ある意味荒唐無稽な政策を打ち出したりしたんですけれども、そういうこともはねのけてのこの大躍進ですよね。
支持者はやはり女性蔑視発言のことについて聞いてみても、あれはまだトランプ氏がまだ政治家になる前、政治を目指す前のエンターテイナーとしての発言だったということで、不問に付すという支持者も多かったんですね。
さらにやはりメキシコに壁を建てるという政策は、毎回毎回、集会でも、集会の支持者の中から壁を建てろ、壁を建てろという大きなコールが沸き起こるという、やはりここはかなり熱い支持が得られてるんだなという感触はありました。
トランプさんなんですけど、これ、勝利が決まったら、そちらの会場で勝利宣言ということになるんですか?
そうですね。
現在は今、娘のイバンカさんがツイッターで上げたんですけれども、家族や幹部と共に、トランプタワーの中で、今の戦況、勝利の結果を見ているということなので、勝利がもし決まれば、こちらの会場に来て、勝利が決まらない場合もあるかもしれませんが、そちらはいずれにせよ、ここに姿を現して、なんらかの発言をするものと見られます。
分かりました。
また後ほどよろしくお願いいたします。
今、トランプさんが244、それからクリントンさんが209ということなんですが。
さっきありましたけども、これ、ミシガン州ですね、このミシガンが16あって、これ、内田さん、ここはデトロイトっていう。
そうです、自動車のね、発祥の地ですよね、アメリカの自動車産業のね。
ここは大体、民主党の基盤だったんですけども、いわゆる自動車不況なんかもあって、失業者も多いっていう所で、ひょっとすると、これ、トランプさんが取っちゃう可能性も?
取る可能性、非常に大きいですね。
ペンシルベニアも取る可能性大きいですね。
だってこれ、ペンシルベニアが20でしょう。
その2つ取ればもう決まりなんですよ。
284になっちゃうんですから。
あらららら。
本当だ。
いやぁー。
え?開票率?
こちら、ペンシルベニア。
ペンシルベニアが?
ミシガンはこちらですね。
選挙人16人で、集計率64%。
クリントンさんが46.6、トランプさんが48.2。
ペンシルベニアが48.2と48.3ですから、ほぼ互角ってことで、ペンシルベニアは。
しかし、デーブさん。
アメリカからの中継でもありましたけれども、なんだかんだっつって、ヒラリー・クリントンさん有利は変わらないだろうと思ってましたが、この結果見て、どうですか?
僕は最初からトランプになると言ってましたね。
あんた、ずっとヒラリーや言うとったで。
ずーっとヒラリーや言うとったで。
でもね、これ同点になりかねない、同点、269とかで。
いかにも予想してた人が外れていたというところもいえると思うし、あと勢いとか、いろんな要因があって、各州の人口構成とか、編成も、分からない州が多いんですよね。
どんどん変わるわけですよ。
デトロイトだって自動車産業から今、生まれ変わって、ITとかいろんなことがあって、元気にもなってるんですよ。
だから一概に言えないんですよ。
フロリダなんて、本当に複雑な人口構成になっている。
本来は、政権2期続いて、政権代わらないことのほうが珍しいんですよ。
160年もこういうことないんですよ。
オバマさんが民主党でやってたんで、今度は共和党でっていうことっていう。
2期ね、8年やってれば。
そうなんですよ。
だから、それ考えると、自然の流れでリセットしたいっていう気持ちがどこかにあるわけですよね。
一つは、内田さん、フロリダなんか、今、デーブさんから出ましたけども、結局、ヒスパニックの方たちが入っていらっしゃったんで、いわゆる人口比率も、すごくアメリカって変わってきてるんですね。
変わってます、変わってます。
中南米の人が入ってきたりとか。
だから、本来であれば、そういう少数民族の多いフロリダっていうのはね、ヒラリーの州になるべきなわけでしょ。
それが逆に、トランプに行ったっていうのは、やはりね、そういった人々までが、トランプ支持をしている。
特にキューバ系なんでしょうけれどもね。
これね、大接戦になった場合に、今、こういうふうに出てますけども、これ、単なる数字で270超えたとしても、負けたほうが、負け認めないっていう可能性もあるわけでしょ。
クリントンが負けた場合には、認めざるをえないと思いますがね、この状況で、仮にトランプがもし万が一、負けることになったら、これは黙ってないですね。
トランプは?もう一回、再集計しろと。
大暴れ、大暴れ。
大暴れする?森本さんは、この今の展開は、どう見ます?
まず、再集計っていうのはね、州によって規則が決まっていて、例えばフロリダだったら、全投票者数の0.5%以内の差だった場合には、再集計を要求することができるという規則があって、その範囲の中で僅差だっていった場合に負けたほうが、再集計を要求することができるんで、全然、関係なく要求できるわけではないんです。
いわゆる僅差でないと要求はできない?
そうそう。
だけど、その州によって違うし、それから39の州プラスDCだけ、そういう州の規則がある。
ワシントンDCだけ。
全部あるわけではない。
それだけ複雑なんですけども。
ただね、私はやっぱり今の選挙人の数よりも、やっぱり全米の人が投票した生の数を見ると、やっぱり共和党のほうが多い。
これはやっぱり、どうしてかというと、さっき、いろんな説明がありましたけど、その根っこは、やっぱりグローバル化なんですよね。
グローバル化というものによって、アメリカの労働人口、労働者が、ある種しわ寄せを食ってる。
それを一部のエスタブリッシュメント、つまり、政治エリートがマネージしてる。
それに対する非常に根深い不満が、トランプ氏が何を言おうが、彼を応援するんだ、というよりか、共和党を応援するんだという人が多いんですよね。
にもかかわらず、失業率も二十何年ぶりに低いんですよ。
不景気も回復してるところも山ほどあるわけですよ。
連邦政府が仕事をあっせんとか、増やすことできるとかぎらないんですよ。
だからみんな、やっぱりムードで、結構動いてると思う。
あと、もう一つあってはいけないんですけど、白人たちが自分たちの影響や、人口が減ってるわけですよ。
だからその焦りもあると思うんですよね。
それはそうですね。
だから、アメリカ全体の経済を見ると、利上げしようかなんていう話もあって、アメリカの失業率なんかも低い。
だから景気はいいように見えるんだけれども、ニュースで映ると、白人の労働者階級の人たちが、中南米の人たち、もしくは違法移民の方に、仕事を奪われて、仕事がないんだ、ないんだって映像がどんどん流れてくる。
ここの部分をうまくすくい上げた。
そういうことですね。
まさにその分配の格差なんですよ。
アメリカ経済トータルで見れば、確かに、少しずつではあるけれども、成長してるわけだしね。
雇用は非常に多い、完全雇用に近い状況にあるわけだから、文句を言う筋合いはないだろうと思うんだけれども、とにかく富の格差があまりにも広がってる。
その根源は、森本先生おっしゃるようにグローバル化ですよ。
しかもグローバル化っていうのは、アメリカが旗振って始まったことですから、それに対して、やっぱりアメリカの国民がこれだけアンチテーゼを出してきた。
これは極めて興味深いことだと思いますね。
でもトランプ氏が、一番グローバルに活動している実業家なのに、皮肉なんですよね。
そこら中にビルトかホテルとかカジノ、作ってるわけですからね。
ただ、やっぱりこれ、五郎さんね、やっぱりTPPの問題がある。
これはクリントンさんも反対してるけど、トランプさんは明確に反対。
それからカナダとの貿易交渉もこれ、チャラにするということで、いや、どんどんどんどんグローバル化することによって、われわれアメリカ人の仕事を、ほかの人たちに奪われてますよっていうこと、そればっかり言うんですよね。
そのことによって、排外主義になると。
それは何もアメリカだけの減少じゃなくて、ヨーロッパもそうなんですね。
それからね、今度は候補者から見て、福沢諭吉が、政治とは悪さかげんの選択だと、ベストという選択はないんだと、ベターもないんだと。
しかしこれほどまでに悪さかげんの選択っていうのは初めてですね。
だからどっちがましか選挙みたいなね。
そうなんだけど、そういうとき、どっちが勝つかっていうと、極端なほうが勝つというね。
こういうある種の政治の原則みたいなものがあるんではないか。
何か、なんでしょうね、内田さん、分かんないんですけれども、暴言だったりとか、言ってることが荒唐無稽だったりするんだけれども、何かこの人には行動力があるとか、何か強いアメリカを取り戻してくれるんじゃないかという、根拠のない希望みたいなところなんですかね。
それとやっぱり8年前に、チェンジ、イエス・ウィ・キャン!と言って始まったオバマ政権がね、結局、何も変えられなかったじゃないかと。
結局、既成の政治家って何もできないじゃないかということになれば、もう政治家には任せるのやめようよという考え方ではないかと思いますね。
だからこれ、森本さん、政治不信っていうのは当然ある。
もちろんある。
だから、ヒラリーさんは非常に立派な実績も経験もあるんだけれども、彼女を見てると、なんか豊かな階層のエスタブリッシュメント、トランプ氏はなんの政治経験も体験もない、けれども何かやってくれそうだということなんで、やっぱり、アメリカの一般の労働者が、政治エリートが、アメリカの政治を動かしてきたことへの、非常に根深い不満とか不平っていうのが、今回、隠れた票になって出てきているのではないかと思うんですね。
それから、世論調査っていうのは、これは、何なんだと。
イギリスもそうでしたね。
直前までEUの離脱は残留だと見られてた。
今回もね、一つ、先ほどから皆さん、お話している隠れトランプ。
要するに世論調査に出てこないトランプ支持者が。
それからもう一つあるのは、非常にマスコミ利用してるんですけれども、トランプの支持者は、むしろメディア嫌いだっていうね。
そういう話があるから、協力的じゃないと。
だから調査が間違うと。
ただこれね、五郎さん、皮肉なのは、トランプさんは、メディア嫌いだって言ったんですけど、トランプという怪物は、メディアが作ったんですよ。
個人がね、そうそう。
だって、ニュースでこれだけ取り上げられるっていうことは、アメリカはもちろんですけど、内田さん、日本でこれだけね、長きにわたって大統領選を取り上げたっていうことはないと思うんです。
ないと思いますね。
それはこの、トランプさんのおかげですから。
そのとおりです。
メディアが作ったんですよ、この人を。
持ち上げたんです。
今、反省しているトップ陣営いますよ、テレビ局の。
つまり覚えてると思うんですが、予備選のときに、ぱっとするような共和党の候補がいなくて、トランプ、おもしろいから、どんどんどんどんあおって取り上げたんですよ。
で、気がついたら彼が一番人気になってた。
作ったのは、そのとおり、テレビなんですよ。
だからある意味では、何?今から言うのは遅いんですけれども、反省するところもある、メディア側も。
おもしろがっちゃった部分はある。
それがイギリスのEU離脱みたいなもんで、それと非常に似てるんですが、一方で、今、五郎さんとか森本さんがおっしゃった、内田さん、いわゆるクリントンさんって富の配分をするって言ってるんですけれども、いや、あんた、金持ちじゃんっていうね。
そうそう。
でしょ。
それで金の使い方も汚いしね。
ということがあるんで、やっぱりとにかくヒラリーっていうのは人気がないことこのうえない人なんですよ。
ものすごく人気がない。
あいつだけは嫌いだっていう人が非常に多い。
それがいくら経験を言っても、すかさずトランプは切り替えしてるじゃないですか。
経験はあるかもしれないけど悪い経験だ。
確かに、悪い経験かもしれない。
だから、人気がないクリントンさんがいたんだけど、当初の予想だと、人気はないけどトランプよりましだろうという話。
そうです。
それがそうじゃなかった。
逆に言うと、デーブさんね、民主党はクリントンさんしかいなかったのか。
結局2008年、負けてしまったっていうのがあって、でも願望として、初女性大統領、欲しかったんですよね。
民主党への、ビル・クリントンも含めてですが、貢献度、高いんです。
上院議員も再選もしているわけですから、確実だと思ってたんですけれども、結局、一番困るのは、ヒラリー不人気の証しとしては、民主党の組織力、大変なんですよ、キャンペーンとして。
もう全米にいっぱいいるんですよ、ボランティアも。
トランプ、ほとんどいないんですよ、組織が。
なのにこんなに弱い選挙になってるってことは、やっぱり、なんだかんだ言って、不人気だっていうことになってしまったんですよね。
つまり民主党、これだけ組織が強いのに、これ以上取れてないっていうことは、やはり赤信号ですよね。
逆に言うと、自分の集会に芸能人だとかスポーツ選手、がんがん呼ぶってことは、その人たち目当てに人が来るわけで、これ、クリントンさんの人気かどうかか分かんないわけですよね。
トランプさんは自分で1人でしゃべって、過激なことを言って、どかーんと沸かすわけだからね。
やっぱり知識人とかね、みんな味方でしょ。
それからこういう具合に、有名人、タレントも。
逆にそのことが非常にやっぱり反発を呼ぶという循環ね。
冷静に知識人はトランプ選んでる人、ほとんどいないと思うんですよ、でもね。
クリントンをみんな味方するから。
クリントン陣営や支持者は。
やはり党の中が、2つとも割れてますよね。
やっぱり民主党もサンダースと、ヒラリー・クリントンが割れて、やっぱり一致したところがなくて、女性が全部ヒラリー・クリントンの味方だったかって、そうじゃなかったわけですよね。
やっぱり共和党もそうですけれども、私はちょっと、トランプ氏がもし仮に、大統領になったときに、伝統的な共和党の政策とかなり違う、例えば孤立主義だとか、自由貿易だとか、アメリカンファーストだとか、そういう伝統的な今までの共和党と民主党のアジェンダっていうんでしょうか、基本的な原則っていうものを、かなり外れた主張をして、一般の白人労働者の人気をかっさらってきたっていうのが、今までの選挙戦だったと思うんですよね。
これ、内田さん、まだ分からないんですけれども、民主党っていうのは大きな政府、オバマケアなんかを中心にして、富の分配。
一方、共和党っていうのは小さな政府で自由度を増して、あなたたち個人で頑張ってくださいよっていうところですよね。
でもトランプさんは、さっき、森本さんがおっしゃったように、従来の共和党のやり方とは違うやり方を取ってくるでしょ。
だから4年前までの共和党っていうのはまだティーパーティームーブメントなんてあって、小さな政府、小さな政府と言ってたわけですよ。
トランプは一言も小さな政府と言ったことがない、キャンペーン中にね。
彼は大幅減税をやるといってるわけだから。
だから、もう大企業に減税をやるって言ってね。
だけど歳出切るわけにいかないから、赤字が増えるわけですよ。
だからアメリカの経済は、本当にこれから赤字だらけの経済になっていくだろうと思うし。
だから、もしトランプさんが勝ったら、トランプショックって言いますか、世界大不況になるんですかね、一時的に。
ありうるでしょうね。
ありうるでしょうね。
これだけ株が動いてる、円相場が動いている。
大荒れの局面が出てくるんじゃないかと。
現在904円安ですって。
だって一時は何?きょうは200円近く、ね、高くなったでしょ。
200円台ぐらいまで上げて。
よりつき上げてましたよね。
これ、もうクリントンさん、
ということで、まだ決まらない州、これ、白の所なんですけども、ちょっと見てみましょうか。
まずはメーン州。
メーン州は4人ですね。
現在、クリントンさんが48.3%、トランプさんが44.8%。
それから20人っていう、これはペンシルベニアなんですが。
同点だ。
そうですね、48.2できっ抗してますね。
それからミシガン、これ、ちょっとミシガンが16。
47.1と47.7。
それから次が?ウィスコンシン、10。
45.5と49.3。
トランプさんですね。
次は?
ミネソタが。
ミネソタが10。
こちらクリントンさんですね。
49.4。
そしてネバダ、こちらもクリントンさんが。
今のところ、ここと、ここ。
ただこれ、内田さん、ペンシルベニアと、やっぱりミシガンですね。
ここがキーステートになりましたね。
ここ、もう一回見せて。
ペンシルベニアが同点?
ペンシルベニアは同点ですね。
同点で、92パー開いてるんですよ。
92パー開いてて、41%、ミシガンが。
トランプさんのほうが少し。
これを、どうなんですか?これ、ここ2つクリントンさんが取ったらどうなるんですかね。
36?36取ったら、これ取ったら、クリントンさん勝ち?
いや、まだ分からない。
まだ分かんない?でもこれ、取るでしょう。
ネバダとか取るんじゃない?
ネバダは分からないですよ、これ。
分かんない?だから、ここだな。
この2つだな。
あとクリントンさんがリードしてるのがどこ?
クリントンさんはネバダリードしてますね。
ネバダリードしてる。
これが66か。
ミネソタは?
メーンもリードしてます。
メーンは4人だからね。
ものの数じゃない。
ミネソタは?
ミネソタもクリントンさん、リードしてますね。
10人の所ですね。
今、クリントンさんが明らかにリードしているのは、メーンと、ミネソタと。
ネバダ。
ネバダ、若干リードか。
だから、6、16、20。
45でしかないですからね。
ということは。
まだ届かないですね。
254にしかならないから。
いやぁ、これで、覚えられたわ。
どこに何があるか。
こんなことになるとは思わなかったですけど。
さて、東京株式市場、東証なんですけれども、大幅にこれ、値を下げております。
安藤さん。
東京株式市場、まだ3時まで取り引き続くんですけれども、今、日経平均株価は800円以上値を下げています。
取り引き開始直後は、クリントン氏優勢という報道を受けまして、朝、全面高だったんですけれども、その後、大接戦、伝えるたびに、下落が続きまして、一時は1000円以上の下落となりました。
トランプ氏、大統領になった場合に、何をするか分からないという、政治経済の混乱を懸念するトランプリスクから、株が大量に売られている形です。
またドルが売られまして、安全資産とされる円が買われていますので、ドル安円高ということで、為替、1ドル101円台まで円高、進んでいます。
今後、1ドル100円を割り込む可能性、かなりありまして、1ドル95円ぐらいまでいってしまうんではないかという見方もあります。
安藤さんね、きょう、場が開ける前までは、ちょっと、証券関係者の方も楽観論があって、クリントンさんが勝てば、1万8000円というのも見えてくるんじゃないかという話も出てましたよね。
そうなんです。
前、イギリスのEU離脱の国民投票で意外な結果が出たので、市場関係者たちもかなり慎重に見ていたんですけれども、それでも、かなり慎重に見てもクリントンが勝つでしょうという楽観的な見方で、年末1万9000円までいくんじゃないかというような声もあったんですね。
あと心配なのは、これ、円が例えば100円を切って、95円台なんかになっちゃうと、これ、輸出産業は大変なことになっちゃいますね。
日本も人口減少で、市場も縮小していますから、どこで利益、上げていくかっていったら、もう大企業、海外進出で、製造業だけじゃなくて、サービス業も海外で利益を上げ始めているわけなんですね。
そんな中でも、円高というのは、日本の経済にとってかなりの大きな打撃で、そういった声、そしてトランプ、何をするか分からないといいましても、中には、トランプ氏だって、大統領になったら、アメリカは民主主義ですし、1人で何かするんじゃなくて、議会もあるしということで、そんなめちゃめちゃなことにはならないだろうっていう声もあったんですけれども、ただ、円高っていうのはもうすぐ今も来てますし、為替、これ、リスクは避けようがないですよね。
そんな中でも企業も、これから企業業績よくなっていくんじゃないか、またよくなっていくんじゃないかっていう期待もあった中で、大きな打撃を受けているわけなんですね。
中間決算の時期なんですけれども、例えば自動車産業なんか見ても、自動車、売れてるんですよ。
自動車、売れてるんだけど、減収減益だっていうのはこれ、まさに円高なんですよね。
そうですね。
自動車のトップメーカーでも、1ドル1円円高になれば、営業利益400億円、1円の為替だけで400億円、営業利益変わっちゃうわけですから、もうこの為替っていうのは、企業業績にかなり大きく影響していますし、トランプ氏ですね、海外市場で利益上げるっていっても、トランプ氏、今回、支持されている理由は、グローバリズムと全く反対の保護主義ですから、これから保護主義が強まっていって、アメリカが閉鎖的になってしまえば、もうそれも日本企業に影響しますし、まず今までずっといわれてたのはTPPですよね、先ほどもありましたけども、TPPが進むことで、いろんな日本企業にとっての、ビジネスチャンス、企業利益の拡大ってことを期待して、いろいろ始めているのに、これが実現可能性、どんどん先延びしてしまう、またはなくなってしまうというふうになりますと、かなり影響してくるわけなんですよね。
もうあれですか、近くにいる証券マンの人たちなんか、こんなんなってるんですか?
そうですね。
もう証券マンも、全く捕まらないぐらいな状態になってますよね。
一般投資家の人でも、ぼう然としてるよね。
八重洲口の前で、こうやって、あれ見て。
分かりました。
ありがとうございました。
ネバダが?
クリントンさんで決まりましたね。
これは215になったか。
はい、215。
本当にこれ、デーブさん、国取りゲームだね。
215になって。
まだでも、やっぱりここですね。
やっぱ内田さん、こうなってきますね。
ええ、もう、アラスカはもう決まってますからね。
アラスカは共和党ですから、そうするとミネソタ、ウィスコンシン、ミシガン、そしてペンシルベニア。
この4州ですね。
この北のほうになっちゃったんですね。
そうですね。
中西部、五大湖寄りの所。
今、クリントン勝つには、奇跡が必要ですね。
逆転したかというよりも。
だから、この辺りっていうのは、でもあれでしょ?森本さん、どっちかっていうと工業地帯が多いんでしょ。
だから自動車産業をはじめとして、工業地帯として、白人の工場労働者が多くて、特に東欧から移民してきた。
だから、15年ぐらい全然所得が上がらないということに対する不満がずっと漂っている場所なので、かなりヒラリー・クリントン候補にとっては厳しい選挙戦ですね。
さあ、クリントン陣営、ちょっと聞いてみましょうか。
春川さん。
今、ご覧いただいているかと思いますけれども、これ、支持者の人たちの様子なんですけども、先ほどまで、涙ぐんだり、抱きしめ合ったりする人達の姿も見えたんですけれども、今、スタジオでもありましたけど、ネバダをクリントン候補が勝利確実にしたということで、大歓声が沸き上がりました。
でも、なんとなくやっぱりどんよりした雰囲気は続いてますね。
近野さんにお聞きしたいんです。
近野さんね、これ、ペンシルベニアとかミシガンとか、どっちかっていうと北部のほうがキーの州になってきたんですが、この辺りっていうのは工業地帯ですんで、やっぱりトランプさんに有利に働きそうな所ではあるんですか?
そうですね。
ミシガンといえば、大きい都市はデトロイト、皆さんご存じの自動車産業の町ありますよね。
組合が非常に強い地域なんですよね、この五大湖の周辺というのは。
それはつまり、取りも直さず工業地帯であるからという理由なんですけれども。
従来であれば、組合州というのは当然民主党を支持するというのでの一枚岩だったんですけれども、どうも今回はそうではない。
組合層の組織としては、クリントン氏を支持するという組織であっても、一人一人の労働者、組合員を見ますと、必ずしもそうじゃないという実態があるようですね。
例えば今、焦点となっているミシガンとかミネソタというのが、過去6回、90年代に入ってからの過去6回の選挙を見ても、ずっと民主党が勝ってるんです、6回続けて。
ここで、例えばミシガン、ミネソタで、今回、トランプ氏が勝つことになりますと、やはり今、宮根さんの指摘のあった、この中西部、五大湖のもともとの地盤というものに大きな地殻変動が起きているんだということの、一つの証拠になると思いますね。
近野さん、このデトロイトなんていうのは、一回ね、財政破綻しました。
それから自動車産業があって、GMとかフォードとかあるんですけども、ここの自動車産業も、いろいろごちゃごちゃごちゃごちゃあって、やっぱり失業してる人、不満がたまっている人は、やっぱり相当多いんですよね、今の既成政党にね。
そうですね。
私もミシガン、このデトロイトを実際に取材に行ったことあるんですけど、表向きですね、いわゆるGMですとか、大きな自動車メーカーというのは、政府の支援を受けて、復活を遂げたということになってますけれども、その実像としては、やはり部品メーカーなども含めまして、下請けのメーカーがどんどんメキシコであるとか、中南米、周辺諸国に移ってしまっていると。
そのことによって、やはりわりを食っている労働者というのが、かなりいましてですね、不満はやっぱりうっ積しているとしかいいようがないですね。
今、誰かしゃべってるんですか?後ろでは、近野さん。
いや、今ですね、こちらの壇上には、まだ、きょうは今のところ、誰も上がっていないんです。
テレビが映ってるんだ。
本来だったらもうこのぐらいの時間には。
後ろにある、先ほど春川さんが指摘された上にある大きいモニターで、そのつど、最新の戦況を、いろんなチャンネルを次々映し出していますので、そこでクリントン氏にとってちょっと有利なことが放送されますと、歓声がわき起こると、そういう状況なんです。
クリントン陣営はですね、スイッチングしてるんです、各局のテレビを。
それでクリントン候補に有利な結果が出そうな所をピックアップしていて、それでなんとなく、盛り上がってるということなんですね。
クリントン有利だっていうチャンネルもあるんですか?中には。
いや、有利だっていうか、やっぱり、速さを競ってますよね、メディアも。
だから先ほどのネバダなんかもそうですけども、日本テレビが協力関係を結んでいるテレビ局よりも、ほかのテレビ局が、ネバダを先に勝利確実で打ったんですね。
だからすかさず、クリントン陣営はそれをテークするわけですよ。
なるほどね。
一刻も早く盛り上げるというようなことをやってるわけですね。
じゃあ、うちも青、青って言ったら、あそこに映るんじゃないの?ミヤネ屋。
ちょっと難しいと。
宮根さん、もう一ついいですか。
どうぞ。
先ほどね、白人とようは黒人とかヒスパニックの人たちっていう話がありましたけども、私、ちょっとアメリカに来ておもしろい話を聞いたんですけど、こちらの知り合いの社会学の大学の教授に聞いたら、要は、オバマ大統領になって、8年間、頑張って黒人の地位がやっぱり、社会的地位が上がったんですね。
それでよく言われるように、白人労働者の仕事を奪ったということもあるんですけれども、そういうことを、仕事以外にも、黒人の社会的地位が上がるということは、相対的に白人の社会的地位が、ミドルクラスの人たちは下がったんだと。
その人たちが、やっぱり自分たちの社会的ステータスが下がったので、ものすごく不満がたまっていると。
だからこれは仕事だけの問題じゃないんだと。
だからこのオバマ大統領がもたらした結果によって、すごくたまってて、ふつふつしていたところに、トランプ候補が火をつけたんじゃないかというふうに、私の知り合いは分析してくれましたけども、そういう見方もあるわけですね。
ありがとうございました。
これ、内田さん、そうなってくると、大変皮肉な結果ですよね。
いや、極めて皮肉な結果だと思いますよ。
今の、やっぱり春川さんの指摘っていうのは、正しいですか?
ですね。
正しいと思います。
それとね、やっぱり今、残っている所がね、ほとんど、ラストベルト、つまり工業地帯ですよね。
これね、一番ね、NAFTAという、北アメリカ自由貿易協定の影響を一番受けている地域。
いわゆるカナダとアメリカと。
メキシコとね。
あの辺のTPPみたいなしようみたいなね。
でね、それを撤廃すると言っているわけですよ、このトランプ完全な前提の立て直しですね、しないと、いろんないっぱい、駐留経費の問題あるわ、TPPあるわ、それから沖縄の問題ありますからね。
さあ、そのあたり、どう動いてるんでしょうか。
国会記者会館は、首相官邸キャップ、青山さんです。
まだつながらない?内田さん、でもまあ、この人は、1人でやるわけではないので、軌道修正するんじゃないかという話もありますが、言ってることは、非常に怖いこと言ってますよね。
言ってます、言ってます。
ただ、人脈は張り巡らせるにしてもとにかく今までの政治とは違った政治をやろうとするでしょうね。
国会記者会館、青山さんです。
よろしくお願いします。
このトランプさんの大躍進なんですが、日本政府の中でも、あれ?っていうか、動揺が走ってるんじゃないですか?
大変な衝撃を受けてるんですね。
やはりまだ結果は分からないとはいっても、かなり、トランプさん優勢という状況の中で、すでに官邸の内部では、トランプさんがもし大統領になった場合、どういうコメントを出すかなどの検討も始まっているようなんです。
それでやっぱり、日米同盟がどうなるのか、今の段階ではもう予測がつかないわけですね。
そのトランプさんが言ってたようなことが本当に起こるのか、それとも、実は大統領になったら変わってしまうのか、そのあたりの見極めから始めなきゃいけないということで、これから本当にやることが山積みになってしまうのではないかという状況になっています。
日本とか韓国とか、うちが守ってやってんだよと、もうちょっと守ってほしかったら、お金払えよ、もしくは撤退すりゃいいんだよみたいなことまで言ってますもんね。
核武装まで言ってましたからね。
そうですね。
選挙期間中は、そのような発言もありました。
ただ、外務省幹部などは、さすがに沖縄から、例えば撤退するとか、そうしたことは言ってこないだろうと。
ただ、駐留経費をもっと負担しろということぐらいは、やはり言ってくることは覚悟しないといけないと話していまして、まずはトランプさんの周辺を、じゃあ、どういう人が、政権を取ったら固めていくのか。
そのあたりからまず見極めて、日米同盟が重要だということをまず分かってもらう。
クリントンさんだったら、一切そういうことは省いて、TPPのこととか話し始めればいいんですけれども、トランプさんだったら、一から話していかなきゃいけないということを、すでに考えているようです。
あとこれね、青山さんね、政治経験が全くないわけですから、じゃあ、日本の政界で、このトランプさんとつながっている人がいるのかっていうね、話ができる人が。
それは全くいないといっていいですね。
ただ、実は亀井静香さんが、直前に会いに行ってるんですね、実はトランプさんに。
ただ、これも会えたという話はまだ伝わってきていませんので、トランプさんと話したという、日本の国会議員は、まだ私、一人も知らないですね。
これ、内田さん、どうですか?ヒラリーさんなら、いっぱい人脈があるでしょうけど、日本政府は。
しかもね、共和党ではあるんだけれども、例えば日本をよく知ってるアーミテージなんかは、とにかく絶対、トランプじゃだめだと言っている。
俺はヒラリーに入れるよとまで言ってたわけですから、そうすると、そういう親日派の人脈が彼の周りに出来るとは考えにくいんですね。
ですから、もっとひどいことを言ってくる可能性はある。
これ、青山さん、もう一回、一からトランプさんの様子見っていうところから始まるっていうことですか?
そうですね。
例えば、北朝鮮に対して、どういうスタンスを取るのか、ロシアに対して、どういうスタンスを取るのか、これ、全く分からないわけですね。
まずは様子を見ながら、そして、今、まさに内田さんおっしゃったように、共和党が、本当にじゃあトランプさんが大統領になったら、どういう政権移行チームを作るのか、嫌だと言っていた人も、やっぱりアメリカのために、世界のために協力しなきゃいけないと思ってですね、日本通の人が入ってくるかもしれない。
そうしたことにも期待しながら、一つ一つ見ていく。
早急に安定した政権移行ができるように促していくということになると思いますね。
だって、プーチンさんとは仲よくできるとも言っているし、北朝鮮には会いに行こうかとも言ってますよね。
そうなんですね。
だからそうした一つ一つのことが、どこまで本気なのか。
中には、日本政府の中にもトランプさんも実際、大統領になれば変わるだろうという、楽観的な見方をする人もいるんですね。
ただやっぱり、あの人の性格をよく知る人は、なかなか人の言うことを聞かないんじゃないかという悲観論もあるわけなんです。
うわっ。
福岡・博多の中心部で起きた陥没事故。
発生から一夜が明けたきょう、30メートル四方の巨大な穴に変化は。
夜を徹して行われてきた復旧作業はどこまで。
このあと最新のニュースを挟みまして、アメリカ大統領選、大接戦となっておりますんで、このあとお伝えしますが、
ここで最新のニュースです。
下川さん、お願いします。
お伝えします。
北日本を中心に大荒れの天気となっており、あすにかけて、暴風や猛吹雪による交通障害などに警戒が必要です。
低気圧が発達し、冬型の気圧配置が強まっています。
北日本を中心に、非常に強い風が吹いており、宗谷岬では、最大瞬間風速31.5メートルを観測しました。
また本州の日本海側で雪が降り、盛岡、秋田、山形、長野で初雪を観測しています。
一方、青空が広がった東京ですが、冬の季節風が強まりました。
今季初めて冷たい北風が強まったことから、気象庁は東京地方で、木枯らし1号が吹いたと発表しました。
去年より16日遅い観測です。
北海道を中心に北日本ではあすにかけて、大荒れの天気が続く見通しです。
暴風や高波、猛吹雪による交通障害などに警戒が必要です。
北海道札幌市のアパートで、23歳の女性が殺害された事件で、女性は服を着ておらず、首には絞められた痕があったことが新たに分かりました。
札幌市西区のアパートの一室で、木村安由光さんが23歳が、浴槽内で体が水につかった状態で死亡しているのが見つかりました。
その後の捜査関係者への取材で、木村さんが発見されたとき、服を着ておらず、首にはひも状のもので絞められた痕があったことが、新たに分かりました。
優しいです。
絶対、私達に何か傷つけるようなことは言わないような。
早く犯人が捕まったらいいな。
司法解剖の結果、木村さんは今月4日から5日ごろに殺害されたと見られています。
また事件前には、木村さんの部屋で、男女の争う声を付近の住民が聞いていて、警察で関連を調べています。
東京の神宮外苑のイベント会場で展示物が燃え、5歳の男の子が死亡した火事で、出火の原因と見られる白熱電球が、火事の前日には展示物内に置かれていたことが分かりました。
こちらは、火事の前日の今月5日午後4時ごろに撮影された写真です。
展示物の中に投光器が置かれ、木くずがかかっているのが分かります。
翌日起きた火事では、幼稚園児の佐伯健仁くんが死亡しました。
これまでの調べでは、白熱電球を使った投光器はふだんは展示物の外に置かれており、学生は当日に初めて展示物の内側で点灯させたと話しています。
また学生の1人は、燃えるとは思っていなかったなどとも話していて、警視庁は、設置の経緯などを調べています。
北日本を中心に大荒れっていうことなんですが、大阪も寒いんですが、東京もきょう、相当寒いんでしょ?
東京も、本当、朝起きるのがつらかったです。
寒い!
そんな隙間風が吹くような所で寝てるんですか?
そんなこと、ちゃんと雨風しのげる家には住んでるんですけれども、本当に寒かったですね。
風が冷たくて。
今、東京、何度なんだろう、これね。
今ね、気温、分かんないですけど。
ただもうね、こうなったら、鍋と熱かんしかないですよ。
そうですね。
あとね、きょう、報道局内はトランプ旋風でもう熱風が吹いてます、暑いです。
もうアメリカも盛り上がってますけど、まさか、これね、3時前に結論が出ないなんて、思わないですもんね。
そうなんですよ。
本当に、この時間帯ぐらいに勝利宣言、どちらかがしているとばっかり思っていたのでね、結果もまだ、今まだ出ていないということでね。
244対215ですからね。
そうなんですよね。
もう本当、気が気じゃないというかね。
ワールドシリーズも大逆転がありましたからね、分かりませんよね。
でも、写真判定ですね、これね。
続いてのニュース、お願いします。
ニュースを続けます。
豊洲市場の盛り土問題で、東京都の調査報告書で責任者の一人とされた元部長が取材に応じ、極めて一方的で、納得できないなどと、反論しました。
反論しているのは、当時、新市場整備部の部長だった宮良真氏です。
東京都の調査報告では、盛り土をしない方針が固まったとされる2011年8月の部課長会議を取り仕切った宮良氏について、厳しく責任を指摘し、処分を検討しています。
これに対し宮良氏はきょう、取材に応じ、管理責任は痛感しているとしたうえで、自分が盛り土をしないという指示や、意思決定をしたことはない。
私に全責任があるかのような、極めて一方的なそしりを受けることは、決して納得できないなどと反論しました。
東京都は、宮良氏の反論は、懲戒処分の手続きの中で適切に処理されると考えているとしています。
衣料品販売店で、ルイ・ヴィトンなどの偽の高級ブランド品の販売を繰り返していたと見られる夫婦が逮捕されました。
商標法違反の疑いで逮捕されたのは、大阪市の衣料品販売店、ブティックとらの経営者、韓国人のチョン・インスン容疑者と、その夫の杉渕清容疑者の2人です。
警視庁によりますと2人は、今月5日、夫婦で経営する衣料品販売店で、高級ブランド、ルイ・ヴィトンの偽のロゴをつけた財布を、販売目的で所持していた疑いが持たれています。
調べに対し2人は、売り上げが伸びないのでやったなどと、容疑を認めているということです。
夫婦の店や自宅からは、ほかにもシャネルやエルメスのかばんやアクセサリーなど、およそ900点の偽ブランド品が出てきたということで、警視庁が偽ブランド品の入手先などを調べています。
東京・渋谷で、アパートの外壁にスプレーで落書きをしたとして、アメリカ人の男2人が逮捕されました。
建造物損壊の疑いで逮捕されたのは、住所職業とも不詳、チェン・ジュリアン・ウェイ容疑者ら、アメリカ人の男2人です。
警視庁によりますと、チェン容疑者らはおととい夜、渋谷区ひがしのアパートの外壁に、オレンジ色のスプレーを吹きつけ、落書きをした疑いが持たれています。
目撃者が110番通報し、警察官が現場付近にいたチェン容疑者らの所持品を確認したところ、リュックサックの中から、大量のスプレー缶が見つかったということです。
調べに対しチェン容疑者は、話せませんと容疑を否認しているということです。
渋谷では、ことし9月にも、センター街にある店にスプレーで落書きをしたとして、アメリカ人の男ら4人が逮捕されています。
この盛り土の問題なんですが、お1人の方は一方的で納得できないって言っている。
五郎さん、まさに東京都っていうのは、こうやってなんか、あやふやにものを決めてきたんだなっていう。
象徴ですね。
そこの物事の決定過程がね、今のこの時期になってもよく分からないというね。
ただ、もう一つはこの責任者といわれる人が、一体どういうこの報告書を作るにあたって、それに答えているのか、あるいは答えてないのか、それもまた、ちょっときちっとしないとね、当事者の意見もやっぱりよく聞かないと、まただめですよ、これね。
それから森本さん、石原元都知事はちょっと記憶にないとおっしゃってたりするんですが。
どこに責任があるか、日本人は犯人探しするのが得意といいますか、それをやって、ほかの人が罪を免れるという文化を持ってきたので、みんな逃げちゃうと、犯人が全然分からなくなるんですけれども、誰が悪かったかっていうより、どういうシステムを今まで認知してきたかっていうですね、この意思決定の組織の在り方っていうのを、そういうものを根本的に直していくことのほうが大事なんじゃないですかね。
ですから、豊洲の判断をいつ、誰が、どこで、どのように決めるかっていうことと、あとは築地の老朽化っていうのは激しいですから、この老朽化っていう部分も、本当は目をやらなきゃいけないですよね。
そうですね。
そしてまた、もし豊洲に移ったら今まで築いてきた築地のブランドをいかに維持して、ますます発展させていくかってところも、考えてほしいなと思いますよね。
いずれにしても豊洲に行くには、ちゃんとした安全宣言を出さないと、本当に風評被害というのは怖いと思うんですが。
さあ、東証、閉まりましたね。
いくらになったかな?東証は。
919円安。
919円84銭。
トランプショックですね、これは。
本当ですね。
だから、これがあした以降ね、内田さん、トランプさんがなるかどうか分かりませんけれども、まだどんどんどんどん円高が進んで下がっていくのか、もしくは日本株、割安になったからっていって、外国人が買いに来るのか、まだ分かんないですね。
また、それを消化するのにまた日にちがかかるでしょうね。
いずれにしても、日本の経済にとっては、これ、冷や水浴びせられましたね。
本当ですね。
はい、分かりました。
ちなみにですね、渋谷の現在の気温、12.3度だそうです。
12.3、寒いですね。
スタッフが調べてくれました。
ありがとうございました。
ということで、244対215、過半数は270なんですが、まだ白の所は結果が出ておりませんが、最新の情報、いきましょうか。
まずメーンからですね。
これ4人ですが。
これは。
こちらはクリントンさんが48.0%ですね。
さあそして、ペンシルベニアは20人ですから、ここは大きいですよ。
こちら、現在96%の、クリントンさんが47.8で、トランプさんのほうが勝ってますね。
トランプさん、リードしてる。
内田さん、ここを押さえちゃうとほぼほぼもう、264になっちゃいますから。
近くなりますよね。
それで?
そして、ニューハンプシャーが、この辺りですね。
集計率82%で、現在クリントンさんが僅かに勝っているかというところですね。
そしてミシガンは、こちらはトランプさんのほうが優勢ですね。
そしてウィスコンが、10。
ウィスコンが現在トランプさん。
こうなってくると、流れはこれは五郎さん。
大きいね。
これはトランプさん、いきますね。
ねえ、決まりっていう感じですね、これだとね。
さらにミネソタでは、クリントンさんですね。
こちらは。
で、アリゾナは、まあこれは。
現在、トランプさんがリードと。
11ありますから。
これ、内田さん、こうやって見ると、ほぼ日本でいうところの当確。
どうやら、トランプ、決まりですね、これはね。
はぁー!これはどうなん、デーブさん、どうよ。
アメリカ人、どうすんの?
まあ、日本に住もうかなという。
もう住んでるやん。
住んでるやん。
そうですね。
いや、でも仮に、例えばですよ、ヒラリーになったとしても、使命感が全然なくて、やりづらいです、4年間、ここまで来たらね。
だからもうどうにもならないと思うんですが、ただですね、2週間前からトランプが、もう最高レベルのブレーンを入れて、メディアに詳しい人とか、今まで、あんまり使ってなかったんですよ。
彼もツイート禁止になったんですよ、使わせない。
スタッフが書いてるんですよ。
だから爆弾処理っていうか、よけいなことしないように、この2週間、かなり努力したんですよね。
だからあれですね、内田さん、よけいなことをしないようなブレーンがつくかどうか。
そうですね。
大統領になったときね。
…と並べるようになりましたからね。
ただね、まず大統領が今まで言ってきたことは、あくまで選挙戦上の発言なので、実際に大統領になったら、彼が言ったことが、全部政策になるわけではなくて、まず官僚の言うことの説明を受けて、それなりに妥当な政策が出てくると思うんですけれども、しかし、大統領が自分で発言をして、自分でその発言が政策になっていくということが往々にありうるので、ホワイトハウスが各役所をコントロールしてくるような、つまりホワイトハウスの権限が、今までよりも大きくなるような政府が出てくるっていう可能性が、やっぱり出てくるんですね。
だから共和党っていうのは本当は小さな政府なんだけど、今度、政府がものすごい力持つ、さあ、ということで、これ、トランプさんとクリントンさん、今、争ってますけれども、こうやって見ると、プーチンさんがいる、12月、安倍さん、会わなきゃいけない。
年末には日中韓首脳会談ができるかどうか、習近平さん。
これは自分は革新だっていって、もう独裁体制、強めてる。
ここはミサイル、がんがんがんがん撃っちゃう。
パク・クネさん、お飾り。
ドゥテルテさん、意味分からん。
これ五郎さん、安倍さんは、なんやろう。
もうものすごいプロレスでいうところのくせものばっかりとバトルロイヤルをしなきゃいけないというね。
恐らくそういうときには、オーソドックスにやればいいんですよ。
日本の国益とは何かっていうことを。
それから、こういう非常に不安定な状況の中で、やっぱり耐えなければいけないところ、ずいぶんありますよね。
TPPだって、元はといえばアメリカでしょ、これ。
それなのに、今ね、ということを考えれば、少しじっと我慢しながらやっていかなければいけないと。
僕は意外にそうだと思うんですけど、ただG7のメンバーを見るとね、ドイツもフランスも来年、大統領選挙。
ちょっと危ないんですけれども、イギリスは変わっちゃった、カナダは怪しい、イタリアはふらふらしてる。
結局ね、自分の国の総理のことを必要以上に過大評価してはいけないけど、ものすごくいいポジションにおられますよ、総理は。
G7の中で。
安定性という意味で。
ああ、そういう、安定というね。
だから、今度はヨーロッパに目を向けるとこれ、難民の問題があって、非常にこれも、内向きな政党がどんどんどんどん票を伸ばしてるんで。
そうそう、ヨーロッパが抱えているのはね、もちろん経済というのもあるし、それから難民というのもあるし、ISILのテロっていうのもある氏、それからロシアのウクライナっていう問題もあるし、つまりいろんな問題を抱えてますけれども、どれも政権が非常に不安定なんですよね。
だから、争って、このところ、アジアのリーダーが日本に来るのは、やっぱり日本の総理のリーダーシップっていうのを、みんな期待してるんですよね。
そういう点では、日本の安倍政権というのは、自民党一強といわれますが、こうやってメンバーを見ると、安定しているんですが。
さあ、内田さん、でも例えば今度、プーチンさんと会談しなきゃいけない、それからこれ、トランプさんがもし大統領になったら、どういう政策を打ち出すか分からない。
一方、パク・クネさんは、これもう、レームダック以上、お飾り状態っていうことですから、東アジアは非常に不安定な状況になってきません?
だからますますね、日本はやっぱり日本独自の、日本として日本の国益に何が一番適しているかっていうことを考えて、それに沿った道を進んでいくしかないと思いますね。
これ、五郎さん、TPPですが、日本はオバマさんの間に、ちゃんと決めて、アメリカもちゃんと決めれるんですかね。
いやー、そのために日本が早く通したほうが、ある種のプレッシャーになるだろうって、全然、そういう感じにならないですね、これ。
そうしないといけないんだけど。
そうしないといけない。
でもね、きょうは、大統領選挙ばかり注目されてるんですけど、ほかの選挙も同時にやってるんですよ。
住民投票もやってて、下院と上院もやっていて、共和党が、やっぱり、下院の過半数維持ができたんですよ、トータルで。
そうすれば、議会も通さないといけないから、TPPが。
だからトランプの言うとおりになっちゃうってことですよね。
反発のしようがないんですよね。
トランプの言うとおりになるっていうことは、TPP反対っていうことですか?
通らない。
通らない?
そう。
それなら、もうご破算?
だけども、橋本さんおっしゃるように、日本がきちっと通して、アメリカに対して、プレッシャーもかけ、日本の姿勢を示すっていうことは、これはもう、絶対にやらなきゃいけない。
あと森本さん、安全保障の問題ですけれども、いわゆる駐留米軍にいるお金ね、もうちょっと払えってトランプさん、言ってるじゃないですか。
これ、どうなります?安全保障は、日米の。
これはね、まず同盟国は、同盟国の対価を払ってないということなんだけれども、お金ですぐ彼は議論するんだけれども、在日米軍の存在というのがアメリカの経済的利益につながってるわけですから、米軍を引くなんていうことはありえないし、今の経費の分担っていうのは、特別協定をことしの春、結んで、もうぎりぎり出してるんで、枠組みから変えないといけないので、相当、日米間で、これから協議しないと、ただお金を払ったらいいっていったって、枠組みがないし、在日米軍が雇用する日本人従業員を、たくさん雇わないといけないような、変なことになっちゃうんですね。
ありえない、そういうことは。
トランプはアメリカが日本を守ってやってるんだと、しきりと言いますけれども、日本にいる第7艦隊にしろ、沖縄にいる第3海兵団にしろ、遠征軍ですね。
改編遠征団。
あれ、全部ね、日本守るためだけにいるわけじゃないんですよ。
これはもう中東までの非常に広い所で何か紛争ができたときに、まず前方展開できるということでいるんだから、何も日本だけが払う必要はないわけでね、そういうこともトランプは何も知らないんですよ。
そこはね、きちんと要するに米軍というのが、基地を提供しているということの意味、それから日本人労働者にちゃんと思いやり予算という、大枚のお金を払っているんだって、恐らく、全く知りませんよ。
そこをきちんと。
いやいや、同盟国の中でも、抜きん出た額を払ってるんですよね。
ということは、今までの日米関係を、一から誰かが教えてあげなきゃいけない人が、大統領になったってこと?
だから、トランジションのチームができるから、トランジションのチームにいち早く日本はメッセージを出して、新しい体制の日米関係っていうか、作らないといけない。
勉強しない人ですよ。
なんかイラストで見せるなら、まだ分かるという。
ただもういわれてるのは、ペンスって副大統領の人が、恐らく、かなりの権限譲ると、彼はシンボルだけで、面倒くさいこととか、ほとんど今までなかったような、副大統領になるんじゃないかとも言われてる。
そのペンスさんが実務をやると、まあまあ、まともな。
ただね、インディアナ州の知事ですからねぇ。
どれぐらい、行政手腕があるかね。
知事はいいけども、アメリカという大国をまとめるのはできるかどうか。
とにかくクリントン陣営、呼んでみましょうか、春川さん、どんな空気でしょうか。
今、ここがどういう空気かっていうことを最も示す映像を、ここまで見せていいのかなと思いながら、本人の了解を得たのでちょっと言いますけど、近野さんですね、実は非常に追い込まれてまして、次のエブリィの原稿を書くために、ミヤネ屋の、ちょっと中継を離脱してるんですけれども、見えますかね。
もう、それはね。
私の下でしゃがんで、こちらの空気、分かっていただけると思いますけれども。
急きょ、原稿変えなきゃいけないっていうこと?
そうなんですよ。
そうです、そうです、これはもうトランプ候補、勝つんじゃないかということで、次のエブリィに向けて、もう座り込んで、今、原稿、必死で書いています。
そういう状況です。
これ一番分かりますよね。
アメリカ、正座しているのは近野さん、ただ一人だと思います。
そうですね。
それと今、ちょっと変わりましたけども、後ろのモニターにさっき出てたのは、ワシントンのホワイトハウスの前に、群衆が集まりだしてるんですね。
インタビューしてましたけども、両方の陣営っていうか、両方の陣営のファンの人たちが、両方支持者が集まっているということで、トランプの支持者だけが集まってるってわけじゃなしに、クリントンの支持者も含めて、ホワイトハウスにだいぶ集まってるという中継やってました。
今、スタジオでしゃべってますけども、要は、票の開きがちょっと止まってるので、なかなかどっちの陣営が、どこの州で勝ったというのは、今ちょっと、小休止の時間なんですね。
だから各地の中継、例えばニューヨークの中ではタイムズスクエアの周りに、またすごく人が集まりだしています。
実はタイムズスクエアの中にも、ほかのテレビ局のオープンセットがあって、ここの周りにすごく人が集まりだしているとかですね、いわゆるちょっと、トランプ実現が、すごく近づいてきたということもありますけども、ちょっと今、開票が小休止なんで、あちこちの中継を、反応を出しているという感じですね。
最後にもう一回、近野さん、見せてもらえますか?
近野さんね、本当に必死で原稿書いてます。
もう…。
エブリィに向けて、全然余裕がないみたいなので。
分かりました。
ありがとうございました。
この近野さんの姿を見ても、やはり予想外ということなんですが。
一方、トランプ陣営は。
田口さんです、田口さん。
田口さん。
そちらの様子はいかがですか?
こちらですね、徐々に、支持者の方たちのボルテージが上がっているという印象で、あとは、ホテルの中の警備がだんだん厳しくなってきました。
トランプ氏がこちらに向かう可能性があるのかなと思うんですけれども、これまで以上に、警備がぴりぴりした感じになってきています。
こちらでは、トランプさん244、クリントンさん215ということなんですが、そちらの会場では、もうトランプさんの勝利を確信しているという空気なんでしょうか。
そうですね、先ほども、こちらで保守系のFOXテレビがかかってまして、ちょっと先に進んでいるんですね。
だから、よりトランプ有利に近い状態を伝えていますので、支持者の人たちも、もう完全に勝利を確信しているような、そんなような雰囲気は感じます。
分かりました。
ありがとうございました。
いやー、しかし内田さん、もう対照的ですね。
対照的ですね。
FOXテレビはこれ、トランプさん、もう勝つんじゃないかっていうことなんですが、デーブさんがおっしゃったように、よっぽどの奇跡が起きないと。
今、春川さんのカメラ中継も、トランプのほうに行ったほうがいいんじゃないんですか。
間違った所に行ったよね。
ということで、最新情報は、今ちょっと、票が止まっている状況なので、また、票が動きましたらお伝えしたいと思います。
さあ、続いては福岡市の博多駅前で発生した大規模な道路陥没ですが、懸命の復旧作業が続いています。
道路の通行再開など、全体的な復旧のメドは立っていないんですが、週明けにも車を通したいという高島市長のコメントもありました。
現場からの最新情報です。
うわっ。
きのう未明、博多駅前で発生した、大規模な道路陥没事故。
道路の両側に開いた穴に、歩道が。
信号機が。
次々に飲み込まれていく。
そして、発生から2時間後には、2つの穴は、1つの大きな穴となり。
4時間後の午前9時ごろには、縦横およそ30メートル、深さ15メートルほどにまで拡大。
隣接するビルは基礎がむき出しとなり、建物下の地盤が大きくえぐられてしまった。
さらに、博多駅周辺の地下には、下水管に水道管、ガス管や電力管など、多くのインフラ設備が埋設されていたため、周辺では停電、断水、ガス漏れなど、多くの障害が発生した。
ガス漏れも発生しています。
絶対にたばこに火をつけたりしないようお願いします。
その影響で、周辺の店舗では。
こちらの地下のショッピングセンター、停電していて、中に入ることすらできません。
こちら、人気店ですね、おすし屋さん。
こちらも安全確認できしだい、営業再開します。
周辺では、休業や立ち入り禁止の貼り紙が多く見られた。
現場は、この建物が建っている向こう側になります。
1本隔てて、路地に来ますと、ふだんはそんなに人通りが多いという所ではないそうですけれども、かなり、ああ、ずいぶん人多いですね、やっぱりね。
陥没が起きたのは、JR博多駅から西へおよそ200メートル離れた通称、はかた駅前通り。
両側には商業ビルが立ち並び、ふだんは昼夜を問わず、多くの車が行き交う目抜き通りだ。
事故当時、現場の地下25メートルでは、地下鉄七隈線の延伸工事が行われていた。
これは去年撮影された工事の様子。
少しずつ掘り進め、その表面にコンクリートを吹きかけ、補強するという方法で工事は行われていた。
一体、なぜ、今回の事故は起きたのか。
2メーター前後の遮水層を、ある意味、突き破った可能性があると。
市によると、幅およそ9メートル、高さ5メートルのトンネルの上には、2メートルほどの水を通さない粘土層がある。
しかし、なんらかの理由で、粘土層の間から、地下水が流れ込んだ。
作業員がトンネル上部から水が流れ込んでいるのを発見したのは、陥没15分前の午前5時ごろ。
即座に工事を中断、地下から脱出。
地上では工事関係者が、とっさに周囲を通行止めに。
それが陥没5分前。
そしてその直後、道路が崩落。
まさに間一髪の出来事だった。
実はこの周辺で、過去に2度、同じような陥没事故が発生している。
2000年6月、道路が幅およそ5メートル、長さおよそ10メートル、深さおよそ8メートルにわたり陥没。
さらに2014年10月にも、幅およそ5メートル、長さおよそ5メートル、深さおよそ4メートルにわたり、道路が陥没。
どちらの現場も、その地下では地下鉄掘削工事が行われていたという。
たび重なる事故を受け、事態を重く見た国土交通省は、昨夜、福岡市に対し、原因究明と再発防止の徹底を求める警告書を出し、福岡市交通局への立ち入り調査を実施した。
一方、現場では、夜を徹しての復旧作業が行われた。
応急的にコンクリートなどで穴を埋め、破損したインフラ設備の修復を行うという。
そして発生から一夜が明けたきょう。
現在、この15メートルほどある穴、半分以上、超えて、埋まっているということで、手前では、ミキサー車などがこうしてセメントや土砂を入れる作業を、夜通し行っています。
現在、ミキサー車が1、2、3、4、5台入りまして、うち4台が砂利とか、それから水、そしてセメントを流し込む作業を行っているようです。
あっ、また1台、ミキサー車、入ってきましたね。
次から次へと大きな車が入ってきています。
急ピッチで進められている復旧作業。
一方で。
あっ、つきましたね。
今、電気が通りました。
バスターミナル、今、通電しました。
電気が回復したもようです。
やっとふだんの明るさが戻ってきたという感じですね。
午前中には、電気が全面復旧し、停電が解消。
休業していた店舗も、営業を再開し始めている。
本当に明るいなと、ずっと暗かったからですね、とにかくほっとしております。
営業再開しまして、またお客様が往来をしていただければ、非常にいいのかなと。
JR博多駅の上にやってまいりました。
青い重機、それから黄色い重機が2台並んでいますけれども、ノズルのようなものが出て、その先が中に入るような形になっています。
あれは、砂利とセメントを混ぜたものを中に投入して、まずその中を固めようと。
きょう中に、深さ3メートルの所まで、埋め戻す予定だという現場の応急作業。
前代未聞の甚大被害。
復旧はいつ。
このあと現場から、生中継で、最新情報をお伝えする。
まず東京のスタジオには、地面の陥没に詳しいジオ・サーチ株式会社の社長の冨田洋さんです。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
もう一度現場ですが、皆さんよく通られる場所です。
JR博多駅から西へ200メートルほど離れた場所が陥没しました。
現場には三浦さんです。
三浦さん。
現場、かなり動きが加速してきたなという感じですね。
今もミキサー車が4台並んで、フル稼働しています。
画面の上のほうが博多駅ということになりますが、ちょっと、カメラの関係上、これ以上先、映すことができないんですが、現場、汚水がたまっている所、陥没した所に、2台の車がノズルのようなものを出して、中に何かを注入していると。
今もなんかもやもやっと出てきてますね。
あれはミキサー車から、特殊な土を入れて、セメントのようなものですけれども、固めるという作業をまずしています。
あそこを、まず周りを固めて、その先に見えます土管とかパイプがありますね、あの生活をするうえで、ガス管であるとか、皆さんの下水道管とか、そういうものをまず直してから、ここを埋め戻すと、道路にするんだということを今、急ピッチでやってるんです。
どれぐらい急ピッチかといいますと、少しカメラを、中洲方面に向かって振っていきますと、列がたくさん、車、並んでます、ミキサー車が。
もうルーティーンといいましょうか、完全にフォーメーションができてきたという形ですから、かなり加速してきたなと。
そして、ドラッグストアご覧いただけると思いますが、そこにも、給水車のような車が止まっています、黄色い車。
実はあそこ、マンホールから水を出す作業をしています。
あそこは実は電話の回線がある所なんですね。
この辺り、きょう、私たちが近く、お借りしたビルも、電話、それからインターネットの回線がまだ不通の状態なんです。
そこからなんとかしようとしているんですけれども、水がたまってしまって、先ほどの汚水ですね、それが流れていっているのか、そこから水を取らないといけない状況になってるんですね。
汚水ですので、ここにいても、上空、ごめんなさい、ビルの上ですけど、30メートルぐらいの高さにいても、非常にきつい臭いがするんです。
この時期には珍しい、ハエなんかも、もう飛んでいる状況なので、皆さんですね、この劣悪な状況と、かつ宮根さん、地面見てください。
実は上から見て分かったんですけど、ひびが入ってるんですよ、道路自体にもう。
亀裂が走ってるので、ここも100%安全な状態かというと、ちょっと現場的にも首をかしげなきゃいけないような感じなんですね。
皆さん、ぎりぎりの状態で復旧活動、行っています。
あと周りはどうなんですか?電気とか水道っていうのはどうなんですか?通ったんですか。
ええ、ほぼほぼ通ってますけれども、私が今お借りしている所は、その電話線とか、それからインターネットの回線なんかが不具合があって、お仕事ができていないという状況ですし、まだ私たちがお話聞けてない所では、そういうことがあるのかもしれませんね。
分かりました。
ほとんどの所は復旧していると思いますが。
はい、ありがとうございます。
福岡市の高島市長なんですが、こういうふうに言っています。
きのう、安全について、みずからの疑問をこちら、工事担当者に答えてもらって、ブログで公表しました。
まず1つ目の疑問、穴にたまった水は抜かないのか?これについての回答がこちらですね。
水は抜いてはだめ。
逆に地下水レベルまで水がたまったので、地盤が安定したと。
陥没事故対応の基本は水を入れることということだそうです。
冨田さん、まずこれ、僕は、まず水は抜いてからやるかと思ったら、水、抜かないんですね。
こちらは地下水が高いですから、下手に水を抜くと、外からまた水が入ってきますので、逆に土砂が崩れると。
ですので、今、セメントと、それから土とかを混ぜて、それで固さを自由に調整できる流動化処理土をどんどんどんどん投入しているんですね。
そうしますと、水と流動化処理土が、だんだん置換していきますから、水が排水路、下水管等で、どんどん排出していきますんで、今、そういう作業を必死になって昼夜問わずやっている真っ最中だと思いますね。
混ぜることによって、その水はどうなるんですか?
水と流動化処理土は混じりませんので、流動化処理土のほうが重いですから。
それは、土ですか?
そうです。
土とセメントと硬化剤なんです。
それで水より重いので、どんどんどんどん下がっていくわけですね。
それで水のほうが逆に上に上がってきますから、ですから今ちょうど、排水路と下水管路がありますから、あそこからその分が置き換わっていくと。
しばらくしたら、流動化処理土が固まりますから。
だからそれで水かさが増して、排水路のほうに流れていくという。
そうです、そうです。
そういうことか。
そして水はこれ以上、増えないのかということですね。
地下水とレベルが同じになったことと、下水の大きな排水管部分までの水位になったので、そこから排水できる。
先ほどのことですね。
で、これですね。
基礎が向き出しになっている建物もあるが、大丈夫なのか。
交差点沿いの建物はすべて地盤までくいが届いている。
計測しているが、現在のところは時間が経過しても、傾きなどは発生していないということです。
これ、高島市長は週明けにも、これ冨田さん、道路を通したいということなんですけども、例えば、道路を通すということは、インフラも全部整備しなきゃいけない。
それから本当にビルが安全なのかというのも確認しなきゃいけないと思うんですけれども、これ、週明けまでに可能ですかね。
とにかくですね、今は必死になって、流動化処理土で水を置換して、それである程度、地盤が固まってきますから、そうなってくると、人が入って作業に入れる、その優先度を今、上げている真っ最中ですから、私は、結構九州でずっと調査とか仕事やってますけど、もともと九州の方は、災害が多い所ですから、こういう緊急対応については、非常に動きが速いですね。
今、中継で気になったのは、コンクリートミキサー車がずっと並んでいる所、ちょうど道路の真ん中にひび割れが入っている。
あれはどうですか。
実は、これ申し上げていいかですけども、きのうの夜遅くですね、福岡市の幹部から、緊急調査、要はそういう安全確認、開放する前にスタンバイしてくれということで、あすこの風洞調査の実は、もう要請を受けていますので、いつでもタイミング見て、われわれ突入するっていう準備で、今、備えてます。
今のところ、見たら直ちに崩落するとか、そういうことはないっていうことですかね。
これは当然、開放する前には、安全確認しますけれども、今、そういう意味では、亀裂が入ってきてますけれども、下に大きな陥没が起きるっていうのは、今、止まってますから、それ以上は土砂がその下に抜けてない状況だと思いますね。
なぜ陥没が起きたのかって、これ、こっちがJR博多駅で、こちらへ行くと中洲、そこがぼこーっと抜けたわけですね。
地下、どうなっているかっていうと。
こちらですね。
このようになっています。
ここに穴を開けて、最初は小さい穴だったのを、外を広げるような形で作業をしていたわけなんですが、上から水が漏れてきて、土砂が崩れて、このように。
これ、きのうもお聞きしましたけれども、地下鉄を通すときに、シールド工法っていって、電車、地下鉄が通る穴をすーっともぐらが開けるようにやる方法と、このナトムっていうのは、まずは大きな穴を開けると。
恐らく、これ、ターミナルか何かを作るぐらいの大きな穴だっていうことなんですけれども、これはこういう大きな穴を開けながら、コンクリートで固めていくんですよね、周りをね。
ナトム工法というのは大きな穴を開けて、その開けた所には、コンクリートで補強していくという形。
きのう、冨田さんにもお聞きしましたけれども、この辺りは、近くにも中洲という名前があるぐらいで、こういう砂の層がある。
この砂の層には、当然これ、水を含んだ層って思っていいですよね。
そうです。
その下に粘土層っていうのがあって、これは水通さない。
じゃあ、なぜ、ここがずぼんと抜けて、この砂の層が落ちてきて、この道路が陥没したのかと。
原因はなんでしょうか。
これは一概には言えないんですけれども、なんらかの、要は力、またはなんらかの粘土層の所ですね、こちらの。
この粘土層が、2メートルというふうな厚みしかないんですけれども、これはこういう形でまっすぐ入っているわけじゃないですから。
こううねってるはずなんですね。
実は、そういう中でたまたま弱い所から一気に下に、水の含まれた、要は砂というのは、流れやすくなりますから、こういう所は一気に下へ突っ込んできたというふうに考えますね。
これは図で示しているんで、一直線にしてますけれども、当然、地層ですから、粘土層が厚い所もあれば、2メートル以下の薄いような所もあるだろうと、そういう所で、こういう大きな大きな穴を掘ることによって、この粘土層というのが刺激されたのか、何かちょっと、ひびが入ったのかということで、弱くなった所からずどーんと抜けちゃった。
これは、でもいろいろ調べてみると、こういうふうに地盤の弱い所はこの工法っていうのは、なかなか難しいって聞くんですけれども、これ、博多なんかはどうなんですかね、ナトムっていうのは。
残念ながら、私、トンネルの専門ではないので、ちょっとお答えはできないんですけれども、一つだけいえるのは、われわれも熊本の地震とか、しょっちゅう緊急調査やってるんですよ。
今回は、かなり、やっぱり九州地域っていうのは揺れてるんですよね。
ですから、そういう意味では、今までの想定した地盤とは、やっぱり様相が変わってきている可能性もあるし、もう一つは、これは地下水が上がった要因もあるのは、相当雨が降ってるんですよね。
降りましたね、福岡は。
だから、これはちょっと、地下水の変動を確認しなきゃいけないんですけれども、いずれにしても、通常よりもぜい弱に地盤はなっている中での、工事っていうことだと思いますね。
つまり、ただでさえ砂が入って、水が入って、地盤が弱いところに、熊本の地震がありました、福岡も大きく揺れた。
それから福岡は、本当に豪雨が続きました。
ひょっとしたら、この中に含まれている水分だとか、地層に大きな大きな変化があったかもしれないってことですね。
だから、一概に何が要因かというのは、これからのたぶん調査委員会等で、明確になってくると思いますけれども、今はとりあえず、まず復旧を、とにかく、中に穴がありますから、
さあ、内田さん、244と215で、びたっと止まったまんまになっちゃいました。
止まってしまいましたね。
ただ98とか、そこらへんまで開いてる所が結構あるんですよね。
そうですね。
この番組中に、新しいアメリカ大統領をお伝えできないっていうことは、想定してなかったんですが。
まあ、トランプさんがなったら日米関係も含めて、どうなるかということなんですが、TPPはもうご破算になる。
安全保障未知数、経済は荒れもようということなんですが。
TPPは、これはさっき森本さんもおっしゃったみたいに、共和党が、過半数、下院で押さえたってことはまたゼロからってことですか?
いや、もともと、新しい議会っていうのは、来年の1月の3日だったか?なので、今の議員でレームダックセッションで通そうという考え方に、オバマ大統領はなってたんですけれども。
ですよね。
だけれども、その前に日本がきちっと通して、判を示すってことが必要なので、トランプ氏がなったら、やっぱりよりアメリカの議会の中で、通しにくい、通りにくいって状況が、これは変わらないと思います。
しかし、五郎さんおっしゃったみたいに、本当に世の中、訳分かんなくなってきているから、日本っていうのは、やっぱり体幹を鍛えて、軸をしっかりしないといけないですね。
そうです、そうです、きちんと軸をね、きちんと定めて。
だからもう、日本が最後までTPPの批准に努力したっていう姿勢をアメリカに見せるっていうのが、やっぱり一番大事なんですよ。
これがデーブさん、
蓬莱さんのお天気ですが、東京は木枯らし1号が吹きましたか。
はい、12月並みの寒さで、東京の今の気温が12度ぐらいで。
もう大阪は13.8度。
寒いですね。
ということで、あしたは寒いですね。
きょう、荒れた天気に、北日本、なっていますが、あすの午前中にかけて警戒をしてください。
あしたの朝が今シーズン一番の冷え込み。
そして金曜日は広い範囲で雨となりそうです。
土日になってくると、また気温がちょっと上がってくるんですかね。
平年並みの気温に戻ります。
いんで。
寒いです。
皆さん、十分お気をつけください。
もう冬支度で出て行かなきゃいけないね。
そうですね。
またあしたです。
2016/11/09(水) 13:55〜15:50
読売テレビ1
情報ライブ ミヤネ屋[字]

▽雌雄決戦!アメリカ大統領ダレに?▽博多駅前なぜ穴が…検証&被害は?▽朴大統領を家族と断絶…崔親子の“心の支配”

詳細情報
出演者
宮根誠司
林マオ
デーブ・スペクター
森本敏
橋本五郎ほか
番組内容
▽雌雄決戦!アメリカ大統領ダレに?▽博多駅前なぜ穴が…検証&被害は?▽朴大統領を家族と断絶…崔親子の“心の支配”
番組ホームページ
http://www.ytv.co.jp/miyaneya/

ジャンル :
情報/ワイドショー – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語ステレオ
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32725(0x7FD5)
TransportStreamID:32725(0x7FD5)
ServiceID:2088(0x0828)
EventID:30249(0x7629)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: