トップ > 中日スポーツ > スポーツ > 首都スポ > 記事

ここから本文

【首都スポ】

関東大学サッカー 順大1年コンビ大暴れ 4位でインカレ出場確定

2016年11月13日 紙面から

法大−順大 後半23分、チーム4点目のゴールを決める順大の旗手怜央(右から2人目)。右は法大のGK林翔太=法政大学城山サッカー場で(河口貞史撮影)

写真

◇関東大学サッカーリーグ最終節・第1日 順大4−2法大

 第90回関東大学サッカーリーグ(東京中日スポーツ後援)は12日、各地で最終節第1日の1部5試合、2部6試合を行い、1部では順大が4−2で法大を下し4位を確定、6位までに出場権が与えられる全日本大学選手権(インカレ)の出場を決めた。法大は5位。前節3位の日体大は流通経大戦でMF高井和馬(4年・千葉SCユース)が2得点し得点王の条件となる14得点に到達、得点ランキング単独首位に浮上。試合は2−0で勝った。慶大は桐蔭横浜大を下し6位。国士舘大に勝った専大は7位で、インカレ出場権を懸け19日に新潟医療福祉大とプレーオフを戦う。2部では、東洋大が1−0で神奈川大を下し、2013年以来の1部復帰を決めた。13日は1部の明大−筑波大が行われる。

 鮮やかなゴールの連続だった。1年生コンビが合わせて3点を決めた順大が法大を振り切り、4位に食い込んだ。

 まずは1点を先行して迎えた前半23分、FW旗手怜央(静岡学園)がペナルティーエリアの手前から右足を振り抜き、強烈に突き刺した。大きくガッツポーズをした後に天高くほえた旗手は試合後、「ミドルシュートは練習しているんです」と“してやったり”といった表情で振り返った。

 旗手の相棒であるFW浮田健誠(柏U−18)が続いたのは、2−2の同点に追いつかれていた後半8分だった。ペナルティーエリア内の右寄りの位置から左足で放った一撃は絶妙の弧を描きながらゴールへと吸い込まれていった。自身6戦ぶりの得点に、こちらも歓喜。「つらい時期もありましたけど、(リーグ戦の)最後に点を取れたのは自信につながります。意味のある1点だと思います」と胸を張った。

 そして、ラストにもう一度、旗手が圧巻の一発で魅せた。後半23分、浮き球のパスを胸トラップしてからの左足ボレーシュートでたたき込んだ。今リーグ自身9点目を挙げた背番号17は、「自分の点はドリブルとかからのものが多いんです。あんなアクロバチックなのは初めて。気持ち良かったです」と、ニッコリとほほ笑んだ。

 負ければインカレ出場を逃す可能性もあった順大が華麗なるゴールラッシュを演じ、有終の美を飾った。次なるターゲットはインカレを制しての日本一。準優勝に泣いた夏の総理大臣杯全日本大学トーナメントのリベンジを遂げる場にするつもりだ。旗手は、「(インカレ出場権の獲得は)通過点です。インカレのタイトルをしっかりと取りたいと思います。優勝する自信はあります」と、全国制覇の達成を力強くぶち上げた。 (関孝伸)

    ◇

 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」。トーチュウ紙面で連日展開中。

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ