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【グラニュース】

グラの明るい未来信じる ファン感謝デーに4500人

2016年11月13日 紙面から

訪れたサポーターとタッチする小川(右)、田口(左)ら=豊田スタジアムで(布藤哲矢撮影)

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 J2に降格した名古屋グランパスは12日、愛知県豊田市の豊田スタジアムでファン感謝デーを開催した。退団が決まっている9選手を含め32選手が参加。初のJ2転落直後のイベントだったが、例年通り4500人のファンが集まり、和やかなムードに包まれた。最後に10年間プレーした小川佳純(32)らの退団あいさつが涙を誘った。

 不穏な空気とは無縁だった。最初に、選手たちが順にステージ登壇。最後に、現役続行を表明したばかりの楢崎が現れると、ファンが陣取るメインスタンドからひときわ大きな拍手が沸き起こった。

 思いもよらない低迷にも、グランパスを愛し続けることを決めた人たちが集まっていた。愛知県半田市から来た藤田弘美さん(54)は「応援をやめようかとも思ったけど、私ら名古屋人ですから」と地元クラブへの思い入れは簡単には変わらない。一緒に来た娘の実希さん(26)は「ナラさんが続けるから、私も」と、守護神の決意を喜んだ。

 例年は、リーグ中断期間の6月前後にイベントを開催しているが、今季は中断期間がほとんどなく、異例のリーグ戦後開催。「何かあるといけないから、できれば避けたかった」と営業スタッフが心配した通り、最悪のタイミングになったが、楽しむという趣旨が壊れることはなかった。ピッチでのミニゲームや、ファンを巻き込んだ借り物競争など3時間。

 

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