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【ドラニュース】

周平、来季こそ三塁フル出場

2016年11月13日 紙面から

契約更改交渉を増額で終え、会見で来季の抱負を語る高橋=中日ドラゴンズ屋内練習場で(篠原麻希撮影)

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 中日・高橋周平内野手(22)が12日、ナゴヤ球場に隣接する選手寮「昇竜館」で契約更改交渉に臨み、300万円増の1900万円でサインした。今季は開幕から好調を維持するも、4月下旬に右手有鉤(ゆうこう)骨を骨折して途中離脱。高卒6年目の来季は三塁での全試合出場を果たし、竜の主力としての地位を築く。(金額は推定)

 破りかけた殻を、閉ざすわけにはいかない。「ケガをしたし、レギュラーも取れなかった」。高橋の表情には満足のかけらもない。300万円増の提示にも「特に何もないです」。視線はすでに来季に向けている。

 今季は初の開幕スタメンで猛打賞と好スタートを切ると、4月からは「3番・三塁」に。「このままいければと思っていた」と上昇気流に乗っていた直後、アクシデントに見舞われた。4月30日の広島戦(マツダ)で右手付け根の有鉤(ゆうこう)骨を骨折。復帰まで3カ月を要した。

 終わってみれば75試合で打率2割5分1厘、4本塁打、29打点。出場数と打点はキャリアハイを更新したが「うまくいっている時ほど、すんなりはいかないんだな」と悔しさを押し込める。不運なケガとは言え「何もできないのはもったいないと思った」と痛感。ケアの重要性を感じ、現在も週に一度は治療に通う。

 あらためて強くした決意は「1年間通して試合に出られるように」。ただ、自動的に三塁が用意されるわけではないのも分かってる。ベテランの森野や福田らとの争いの中で「まずは開幕戦に出ること」。1試合ずつ積み重ねた先に143試合が見えてくる。

 

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