蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【ドラゴンズ】竜のブルペン左腕が侍の救世主になった。12日の強化試合・オランダ戦(東京ドーム)は9回で決着が付かず、無死一、二塁から始まるタイブレーク方式の延長へ。10回、マウンドには6番手で中日・岡田俊哉投手(24)が上がり、無失点に抑える好救援。その裏のサヨナラ劇で勝ち投手となった。追加招集からスタートして大仕事。首脳陣からも絶賛された岡田は、来春のWBC本戦の指名も引き寄せそうな勢いだ。 心臓バクバクの場面で岡田がデッカイ仕事を成し遂げ、お立ち台までゲットした。10回はWBC本番と同様に無死一、二塁から始まるタイブレーク。「フィールディングもうまいので」(小久保監督)。ここで指名されたのが岡田だった。 「汗びっしょりでした。でも一つ一つ取ることを考えた。ゲッツーとかおいしくはいかない。こういうときほどストライク先行を意識した」 先頭打者を1ボールからの直球で中飛。2人目は、2ストライクからの3球目でフォークを引っかけて暴投に。二、三塁とされたが、大野のサインは再びフォーク。「投げ切れて良かった」。きっちり制球し、空振り三振に。敬遠を挟んで最後はランぺを一飛に打ち取り、ガッツポーズ。負けられない戦いで、勝利をグイッと引き寄せた。 9回に同点に追いついた時点で首脳陣から「タイブレークなら行くぞ」と告げられていた。「小学生の時にそんなようなルールで投げたことがあったかも…。でも、こういう状況で投げるのは実質初めて。経験がなかったからこそ良かったのかも」。無我夢中で腕を振る勇気を持っていた。(11月13日) PR情報
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