皇居のやぐら 富士見多聞の内部 初の一般公開へ

皇居のやぐら 富士見多聞の内部 初の一般公開へ
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皇居の旧江戸城本丸跡に建つやぐらの富士見多聞の内部が、15日から初めて一般公開されます。
富士見多聞は、皇居・東御苑の旧江戸城本丸跡に建つ長屋のようなやぐらで、1657年の明暦の大火で全焼し、その後に再建されたと見られる城の防御施設です。

これまで、内部は公開されていませんでしたが、国の施設の公開拡大の一環として、宮内庁が今月15日から初めて一般公開することになりました。

建物の内部には、江戸時代の柱やはりなどが残っていて、当時の様子を伺うことができるほか、窓からは、乾通りや蓮池濠など皇居の美しい景色が楽しめます。

富士見多聞は、東御苑の閉園日の月曜と金曜や年末年始を除く毎日公開されます。
宮内庁はまた、同じく旧江戸城本丸跡にある富士見櫓の前に、新たに広場を整備して、これまでより近くから、やぐらを見られるようにするということで、「歴史を感じさせる建物がある東御苑の魅力を味わってもらいたい」と話しています。