亀井静香氏、トランプ次期大統領にドタキャンくらった!
米大統領選で勝利したドナルド・トランプ次期大統領(70)と面会するためにニューヨークを訪問していた亀井静香元金融担当相(80)が11日(日本時間12日)、面会を断念し帰国の途についた。いったんは会談が決定したものの、多忙を理由にキャンセルされた。出国前は「トランプに花札で勝負する!」と意気込んでいた亀井氏だったが“門前払い”を食らう結果となった。
誰よりも早く、トランプ氏とのパイプを築こうと米国に乗り込んだ亀井氏だったが、「花札勝負」は幻に終わった。
6日に羽田空港からニューヨークに出発して面会のチャンスを探ったが、ついに「その時」は訪れず。亀井氏の秘書は「日程の調整がつかなかった」と話している。会談の日程は流動的だったが、当初は大統領選前日の現地時間7日に面会する方向だった。選挙戦が想像以上に接戦となった上、トランプ氏が当選したことで一気にスケジュールが多忙に。6日間待ってもめどがつかなかったため、帰国を決めたという。
“日本代表”として、日米関係をどう考えているのか、斬り込むつもりだった。5月に石原慎太郎元都知事(84)と共に会見し、トランプ氏に意見交換を申し込んだことを公表。亀井氏はトランプと花札を手にし「花札で勝負したい。ヤンキー魂に対して、私たちは大和魂で戦いたい。世界情勢、日米関係について率直に話し合いたい」と前のめりになっていた。今回の出国前にも集まった取材陣を前に、ポケットから花札を取り出して意気込んでいた。
安倍晋三首相(62)は、17日にニューヨークでトランプ氏との会談を予定している。だが、9月に渡米した際には、民主党の候補だったヒラリー・クリントン氏(69)と会見したものの、トランプ氏とは会わなかった。会談が実現していれば、亀井氏が「次期大統領」と意見交換をする最初の日本の政治家になるはずだった。現在、無所属の亀井氏にとっては存在感を強調できただけに、無念だったに違いない。
ニューヨークでテレビ朝日の直撃に答えた亀井氏はトランプ氏には会えなかったものの、選対本部があったトランプタワーに乗り込み、新政権の閣僚候補と面会したと話した。「花札勝負」ができなかった悔しさを見せながらも、「(トランプ氏は)安倍首相とは気が合うのでは」と話した。