カジノ解禁法案 審議入りに時間かかる見通し

カジノ解禁法案 審議入りに時間かかる見通し
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国内でのカジノ解禁に向けた法案をめぐって、公明党が審議入りを容認する一方で、「強行的な運営は避けるべきだ」として、自民党に対し、民進党との調整を求めていますが、十分進んでおらず、今の国会での審議入りには、なお時間がかかりそうです。
国内でのカジノ解禁に向けた法案は、去年4月に、自民党と当時の維新の党などが共同で国会に提出しましたが、いまも継続審議になっていて、カジノを含む複合型観光施設の設置を目指す超党派の議員連盟は早期成立を求めています。

こうした中、これまで「カジノの経済効果などの検証が必要だ」などとして、慎重な姿勢を示してきた公明党は、法案の審議入りは容認する一方で、自民党に対し、「強行的な運営は避けるべきだ」として、民進党と丁寧に調整するよう求めています。

しかし、民進党は、蓮舫代表が「党内には賛否それぞれの考え方があるが、個人的にはギャンブル依存の問題などがクリアにならなければ、審議の土俵は整わないかなと思う」と述べるなど、意見集約には至っていません。

議員連盟からは「まずは審議に入り、ギャンブル依存症対策などで疑問があれば、質疑を通じて解消すればいい」という意見も出ていますが、自民党と民進党の調整も十分進んでおらず、今の国会での審議入りには、なお時間がかかりそうです。