秋の京都といえば紅葉ですが、嵐山や東山にあるメジャーな観光寺院には人が多く、混雑してゆっくりと紅葉を楽しめないことがあります。しかし、紅葉の名所の中には静かに訪問できて、風情あふれる紅葉を充分に楽しめる場所もあるのです。
そこで、京都の寺院で縁側に腰掛けて、心ゆくまで堪能できる紅葉の穴場をご紹介します。日常から離れ、京都らしさを感じる素晴らしい風景へと足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
縁側から紅葉を楽しめる京都の寺社
圓光寺
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京都を代表する観光名所でもある圓光寺では、秋の季節になると、縁側に座りながら美しい紅葉を眺めることができます。赤や橙、黄色と色鮮やかな紅葉は、訪れる人を魅力します。
天台五門跡の一つである、皇室に縁のある寺院「曼殊院」では、夜間ライトアップも実施されます。昼の紅葉とは違う幻想的な光景を楽しむことができます。
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瑞巌山 圓光寺 | Zuiganzan Enkouji Temple
詩仙堂
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詩仙堂の紅葉は比較的遅く、11月半ばから12月にかかるまで楽しめます。50本ほどある木が少しずつ紅葉してゆくので、長期間楽しめるのが特徴です。
旅の途中のひとときを畳に座って、時の推移、光の推移とともに紅葉を味わうと、「京都」に旅している醍醐味を感じられること間違いありません。
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天授庵
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天授庵は南禅寺の開山の大明国師をお祀りする、南禅寺の開山塔です。
ここでは、紅葉と日本庭園枯山水、寺院建築の縁側で、和の情緒溢れる美しさを堪能することが出来ます。
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建仁寺
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建仁寺の潮音庭は、苔庭の中央に三尊石を組み、その周りを紅葉が彩る枯山水の庭です。
不要なものを一切置かない洗練された美空間の中を紅葉が優しく飾り、建物内からはまるで光が庭へと降り注ぐような神秘的な雰囲気を感じることができます。
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建仁寺 The Oldest Zen Temple Kenninji
龍安寺
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龍安寺の石庭は枯山水庭園で、白砂に点在する15個の石を同時に見ることができないとされ、作庭年代や作者も不明という謎の多さからも、人々を魅了しています。
晩秋の石庭は、土塀からせり出すように紅葉が彩り、ひとつの絵画を見ているかのようです。豊かな色彩に心癒されながら、縁側に腰掛けてじっくりと眺めを楽しめます。
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宝泉院
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宝泉院の客殿の西側、柱と柱の空間がまるで額のように見える名庭は、いつまでも眺めていたくなる庭、ということから「盤桓園(立ち去りがたいという意味)」と呼ばれています。
時間帯に応じてその表情を鮮やかに変えて、竹林の間から大原の里を垣間見ることができ、ほのぼのとした風情が漂います。
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圓徳院
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圓徳院は高台寺の塔頭で、高台寺と合わせて拝観することが出来ます。高台寺よりは空いていることが多く、座って眺めるお庭がメインですので、心行くまでじっくりと眺められるのが特徴です。
桃山時代らしい巨石が並ぶ見事な枯山水の庭園を楽しむことが出来ます。
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実相院
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実相院は洛北・岩倉にある門跡寺院です。門跡寺院とは、天皇家ゆかりの格式高い寺院のことで、御所建築の貴重な遺構である客殿がその歴史を物語ります。
黒光りするほど美しく磨き上げられた客殿の床に映る「床もみじ」が特に有名な紅葉の名所です。
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以上、秋の京都で癒される!ゆったり縁側に座って紅葉を眺められる名所8選…でした。